2014/05/10

竜田延伸絶対反対!緊急抗議行動

http://file.doromito.blog.shinobi.jp/e3840265.pdf


常磐線広野〜竜田間運転再開に反対します!
5月10日試運転うをストライキで闘います

JR水戸支社、労組に6月1日運行を通告

 私たちはJRで働く鉄道員の労組である動労水戸です。
 4月17日、5月末に原発事故避難者への「帰町宣言」を行うため「運転再開を要望する」との楢葉町長からの申し入れを受けて、4月22日、JR水戸支社は6月1日からの広野~竜田間の運転再開を労組に通告しました。同時に、運転再開に向け、5月10日に試運転を行い、11日から30日まで乗務員訓練を行うという日程を示しました。
 JR会社が原発に近づく形で鉄道を再開し、労働者・利用者を原発の不測の事故や放射能による被ばくの危険にさらすことを、私たちは断じて認めません。試運転が予定される5月10日、私たちはストライキで抗議の意思を示します。住民帰還と被ばくの強制を進める政府とJRに対し、共に怒りの抗議の声を上げましょう!

労働者・利用者の命と安全に無責任なJR
 
 福島第一原発事故の現場では、重大事故の再燃と隣り合わせの作業が続けられています。原発事故の際の避難計画について、JRはこれまで計画を策定することすらせずに列車を運行し続けてきました。このような中、2月には子どもを乗せた「ポケモントレイン」のいわき~広野間運行を強行しています。
 今回のように放射能がある地域に鉄道を通すことは前代未聞のことです。被ばく対策についても、会社は社員に線量計を持たせることはしてきましたが、線量値が異常な値を示した際も「線量計が壊れているせいだ」として問題にすらしませんでした。いかなる事態が起こっても、果たして会社は責任を取ることができるのでしょうか?

帰還を強制する鉄道再開はいらない!
共に声を上げよう!


 楢葉町内の放射線量は、国が除染の「長期目標」とする毎時0・23マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)より高い状態が続いています。町が主催した避難住民懇談会では、町民から「目標値を達成してから帰還を考えるべきだ」「安心して住める環境になれば、町民は自然とみんな帰る。なぜ帰還を急ぐのか」といった声が相次ぎました(4月27日付 東京新聞)。
 政府や自治体、そして今回JRが進める「復旧・復興」や「住民帰還」の動きは、住民の思いや意向を全く無視しているのではないでしょうか。鉄道の再開によって、「避難先での生活再建をあきらめろ。線量の高い地域に帰れ」という圧力が高まることは目に見えています。家族や地域をバラバラにしつつ、原発事故はなかったことのようにしようとする国の政策と、そのために鉄道が利用されることは、鉄道で働く者として私たちは絶対に認めることはできません。
 労働者・乗客の命と健康を守るため、妥協なく闘うことは私たち労働組合の社会的使命です。5月10日、私たちの抗議行動への参加を訴えます!




竜田延伸絶対反対!緊急抗議行動

5月10日(土)
13時 いわき駅前街頭宣伝
14時 いわき運輸区抗議行動
15時 抗議集会

ビラへのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

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