2014/04/01

郵政非正規ユニオンNEWS43号

https://drive.google.com/file/d/0B_eHMUAYIH2UQU9TLXkwOGZkTm8/edit?usp=sharing



「数字は人格」と言い切る日本郵政は
ブラック企業そのものだ!
違法な解雇をただちに撤回しろ!

逆らう社員は正規も非正規も関係ない?

 郵便局で働く皆さんお疲れ様です。今、八王子西郵便局でとんでもない事態が起こっています。郵政非正規ユニオンのS組合員へのすさまじい痛めつけと即日解雇です。
 彼は保険業務の営業として正規社員として入社しました。しかし、「数字が人格だ」という、お客様サービス部部長志村の常軌を逸した退職強要と、ヤクザ以上ともいえる一年にもわたるパワーハラスメントに耐え、「郵政非正規ユニオン」と「合同労働組合八王子」に同時加盟して闘っていました。3月26日に団体交渉も決まり」、翌31日には東京労働局からの出頭命令が決定していた最中の24日に、日本郵便社長高橋亭名による、3月24日当日の即日解雇の辞令が強引に渡されたのです。
 解雇予告もなく解雇予告金も支払われず、勿論この突然の解雇についても一切の説明もなく、社員証を首からひっぱがし、ロッカーの私物を目の前の机にぶちまけてその場で着替えさせたのです。説明を求めるS組合に対し「私は本日の16時15分をもって上司ではなくなり、君は一般人となる。帰らない場合は警察を呼びます。」といって「警察に連絡しました。すぐに着ます。どうあっても解雇が変わることもない」といって追い出したのです。
 八王子西局でのビラまきには周辺の住民も参加し、抗議のシュプレヒコールを行なうなど、郵政当局へのあまりに酷い退職強要やS組合員の事実上の局内軟禁状態に徹底抗戦をしていました。
 まだまだ法制化されていない期間雇用社員は契約期間の満了による正当な雇い止め」という言い分で、郵政当局はこの三年間で10万人以上の期間雇用社員への強引な雇い止めを行なってきました。
 ですが今回のS組合員の解雇は「正規社員であっても気に食わないものは解雇する。説明も必要なければ、文句があれば裁判でも何でも受けて立ち、負ければ責任をとるさ!」というものです。
 正規労働者を守るためにある「社会通念上相応と認められない解雇は出来ない・解雇権乱用防止の為に整理解雇の四要件がある・解雇回避の努力義務と当該が納得するまでの説明責任がある・労働組合法・日本国憲法」等を郵政当局は「金さえ払って裁判をすればやぶってよし」と堂々と言って行動に移しているのです。
 労働者は働かなくては生きていけない、安定して働くことで人生設計がなりたっているというのは正規でも非正規でも同じです。
 郵政は最後の防波堤である様々な「法律」や「労働組合との労使協議」すら守らない。ですが、私たち労働者もこの時代に生きる人間すべてが唯黙ってやられているばかりではない。毎日のように集会やデモ・ストライキで決起するものは後をたたないのです。
 「数字が人格?」冗談ではない! 我々は献身的に社会を支えて守っている人間だ! 金を稼ぐために自爆営業や恫喝行為や犯罪行為すら推進していく企業があってはならない! 郵政だけでなく日本全体がブラックだ! 私たち「郵政非正規ユニオン」と「合同労働組合」と共に「JP労組」も共に闘おう!

「数字が人格!」裁判でもなんでも
好きにするがいい!これを許せるのか?


ニュースへのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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