2014/04/24

第2回団交 団交打切り=逃亡は許されない!

https://drive.google.com/file/d/0B4d9Rtjp0SVBOUtFdTB6M2tDZlk/edit?usp=sharing


第2回団交
「記憶にございません」
大ウソつき志村部長

団交打切り=逃亡は許されない!


当局、「数字は人格」発言を渋々認める

 4月18日、横山市民集会場で第2回団交が開催されました。
 今回の団交でも、「解雇理由」についての文書提出を拒否し、口頭で説明するという不誠実きわまりないものでした。
 団交では、志村部長の「パラサイト」発言について、徹底的な追及がおこなわれました。部下の職員を「パラサイト」(=寄生虫)呼ばわりすることは、パワーハラスメントそのものです。解雇当該のS組合員から厳しい追及が突きつけられるや、志村部長は「記憶にございません」と大ウソ。あきれるばかりです。
 ふざけるな! 第1回団交の時は認めておきながら、今回記憶にない」などということが通用するか! 都合が悪くなったらとぼけるのか!
 さらに志村部長の「数字は人格」という発言については、「数字は人格とは言ってない。数字で人格が見られると言っている」と苦しい弁解ながら認めました。当局は、数々のドス黒い本性を露呈する言葉は、さすがにマズイと思ったのか、卑劣な弁明に終始しました。

脱兎のごとく逃げ出した八王子西当局

 そして、さらなる追及を切り出した途端、なんと当局は一方的に団体交渉を打ち切って、脱兎のごとく逃げ出しました。なんと、今回はドアに一番近い席に逃亡のための要員(総務課職員)を配置して、逃げ道を確保するという周到さです。
 団体交渉で、志村部長や川嵜局長のパワハラの実態が次々と暴かれることに、戦々恐々となっていたことが、はしなくも暴露されたと言うことです。自分たちの悪事が暴かれることが、そんなに恐いのか!
 団体交渉で明らかにしなければならないことは、まだ山ほどあるのだ!これこそ典型的な労組法7条違反の不当労働行為だ。こんな団交からの逃亡は断じて認められない。




4・19集会
解雇撤回の熱気に沸く

 4月19日、八王子労政会館で都内・近県のたたかう労働者90名余が結集し、「八王子西郵便局は青年の未来を奪うな! 4・19解雇撤回決起集会」を、郵政非正規ユニオン、合同労働組合八王子、三多摩労働組合交流センター、全国労働組合交流センター全逓労働者部会の共催で開催しました。集会はS組合員に対する3月24日の違法・不当な即日解雇を撤回させる総決起集会として当該と青年労働者が牽引し、終始意気高く勝ち取られました。

S君が鮮明な決意表明

 冒頭、合同労組八王子の清水委員長の主催者あいさつ、石川執行委員の経過報告に続いて当該のS君が元気よく登壇、「自分だけの問題ではなく、これから入社してくる若い労働者や病気で成績を上げられない人のことを考え、このまま黙っていてはならないと決起しました」「資本主義打倒の最先頭に立ちます」と決意を述べました。基調報告に立った郵政非正規ユニオン齋藤裕介委員長は、「西部ユニオン鈴木コンクリート分会の歴史的勝利に続いて、八王子西局の解雇撤回闘争も時代の最先端を切り開く全国的な闘争としなければならない」「郵政非正規ユニオンと地域の合同労組が団結して立ち上がったとき巨大資本と強権的政治支配をも超えられる」「団結こそが青年労働者の希望だ」と闘いの方向性を鮮明に提起しました。
 さらに共に闘う青年労働者のカンパアピールに続いて闘う労働者から決意が述べられました。完全勝利判決を勝ち取った鈴木コンクリート工業分会の吉本分会書記長から「JP労組は何やっているんだ。仲間がクビ切られているのに闘わないのか。解雇は労組が闘わないことを前提にしている。組合が団結して闘えば、俺たちのように3ヶ月雇用でも勝てる」と檄を発しました。小竹運輸と支援共闘の仲間からは「労組はなめられちゃダメだ」と闘う闘志が述べられ、檄布とカンパをいただきました。さらに交流センター全逓部会を代表して銀座局の星野さん、さらに全国の仲間から決意表明、メッセージが寄せられました。さらに新たに戦列に加わった弁護士、地域で闘う労働者の決意が続きました。そして団結ガンバローをS君の音頭で三唱し、勝利に向けた大きな団結がかちとられました。
 最後に今後のたたかいが行動提起で訴えられ、最高裁に向けた国鉄解雇撤回10万筆署名を推進して、5・1メーデー、68国鉄全国集会に全力で取り組むことが満場の拍手で確認されました。団結を固め、解雇撤回まで断固たたかいましょう!

ビラへのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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