2013/05/06

4月26日ショーワ・ジェコー弾劾行動が150名結集で大成功

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4月26日、非正規職撤廃4・26行動実行委員会主催の「非正規では生きられない! 派遣切りから4年、ショーワ・ジェコー弾劾行動」がのべ150名の参加で大成功しました。さいたまユニオンと埼玉労組交流センターの仲間は、4・26自治労ストライキの支援行動を加須、越谷市役所前で行った後、行田市内へ移動しての一日行動でした。

さいたまユニオンの「新たな戦闘宣言」とショーワ一周デモ

昼からのショーワ門前闘争では、さいたまユニオンとして「新たな戦闘宣言」を発しました。ショーワだけではなく、地域全体を巻き込んだ非正規職撤廃闘争の砦として埼玉北部地域の組織化・実力闘争を宣言しました。鈴コン分会や全国協事務局の発言を先頭に、動労千葉や全金本山など各地の闘う仲間からの発言を頂き、ショーワ一周デモを貫徹しました。

昼集会とジェコーデモ・門前闘争

午後2時からの集会では、ショーワ・ジェコーの被解雇者が並び、改めて解雇撤回、非正規職撤廃までたたかうことを宣言し、続くジェコーへ向けてのデモ、門前闘争へと打って出ました。
ジェコー門前闘争では、今年1月7日のさいたま地裁判決を徹底的に弾劾し、階級的労働運動の爆発をかけて、第二次訴訟と控訴審闘争に断固勝利することが高らかに宣言。続く支援の労組からの発言では、資本の「賃下げ・解雇自由」の攻撃に対して、労働者の誇りをかけて粉砕する決意を明らかにしました。

自治労4・26ストライキと一体の闘い

今回の行動の核心は、自治労4・26ストライキと一体のものとして、ショーワ・ジェコー闘争が勝ち取られたということです。
公務員給与7・8%の賃下げとは、争議権と引き換えにした人事院制度を国の側から破壊し、賃下げ自由というあり方を政府主導で作り出すということです。それは解雇自由、首切り自由につながる攻撃であり、公務員を攻撃することを通して全労働者に対して「賃下げ自由・解雇自由」を強制するということです。公務員の身分保障をすべて覆した時に、安倍が言っている「雇用の流動化(解雇自由)」の体制が作り出せるということです。

だからこそ非正規職撤廃・派遣法撤廃は、全産別での賃金破壊、解雇自由、総非正規化に対するストライキ決起を作り出す中にこそある。それこそショーワ・ジェコー闘争が目指したものにほかなりません。

6・9国鉄全国集会への大結集を

いまや、6000万労働者の3分の1が非正規職だと言われています。アルバイト、パート、準社員、契約社員、期間工、派遣労働者、請負労働、などなど。
こうした新自由主義の攻撃が、労働者を差別し、労働者を分断し、組合に結集することを妨げ、資本の搾取度を強烈に強めることのできる背景となっています。
だからこそ、4・26自治労全国ストとショーワ・ジェコー闘争の合流こそ、6千万労働者階級が非正規職撤廃・外注化阻止・生存権死守でストライキに立ち上がる情勢が来たことを示しています。総反乱は始まった!

安倍の「賃下げ・解雇自由」の攻撃を許さず、6・9国鉄闘争全国集会の爆発で、非正規職撤廃・安倍政権打倒へ突き進もう!
各組合、個人でご賛同・ご参加・ご協力頂いたすべてのみなさん、本当にありがとうございました。

合同・一般労組 全国協議会サイトから転載

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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