2013/05/15

全国協通信第7号を発行しました!

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前半戦300名拡大へ、5月20日第二次集約闘争へ総決起を!
安倍政権打倒! をかかげ、6.9国鉄全国集会へ大結集を!

4・26自治労スト~5・1新宿メーデーの歴史的成功を勝ちとる!

4・26自治労スト~5・1新宿メーデー闘争は、大恐慌がもたらす〈大失業と戦争〉攻撃の激化のなかで、改憲・戦争へと進む安倍政権を打倒するものとして闘い抜かれました。
それは、階級的労働運動と労働者国際連帯をもっての決起であり、動労千葉の外注化阻止・3月ストライキと動労水戸の被ばく労働拒否のストライキを軸とした全産別と、非正規職撤廃・雇い止め阻止を闘う鈴コン分会・郵政非正規ユニオンを中心とする全国協が一体となり総決起する闘いとしてありました。
5月1日の闘いは、“たたかうメーデーここにあり!”との感動が会場に満ち、解放感溢れるデモが新宿を席巻しました。「公務員7.8%賃金カットは全労働者への攻撃」として弾劾し、「JR貨物の1割カットこそ、この最先端の攻撃だ!絶対に許すな」としてJR貨物本社への抗議闘争を叩きつけました。動労千葉と動労水戸を先頭とする400人の怒れる労働者がJR貨物本社前に押しかけ激しく弾劾し―500人のデモがJR東日本本社を直撃し―集約集会が600名結集で大成功しました。
安倍政権を打倒する勢力はここにある!ことを高らかに宣言し、6・9全国集会へ総決起するものとなりました。そして、圧巻は、青年労働者がこの闘い全体の先頭に立つと同時に、一切の責任をとりきって闘いぬいたということです。

6・9国鉄全国集会へ総決起し、全国協1000名建設の展望を切り開こう!

いよいよ、6・9集会まで1カ月とせまりました。全国協は、この過程を1000名建設の正念場として、全組合員の1人残らずの決起をよびかけます。
全国協は、昨年10月の第四回大会で「1000名建設」を掲げ、今年に入って「6・9集会まで=前半戦300名組織拡大」を決定し、10月大会での1000名建設へ総決起することにしました。今年3月末の第一次集約では、100名に迫る拡大が実現され、この総括【全国協通信第5号(3/30)と第6号(4/13)】を通して、1000名建設の展望を明らかにしました。
そして、1000名建設の展望を持ったときに、改めて一番の原則的問題にぶつかりました。それは、1000名を組織できる全国協のあり方=階級的労働運動としての飛躍であり、これをもって1000名建設は2~3000名建設への展望をつかみ、ひいては6000万労働者を対象にした闘いを展開できるものとなる、ということです。
具体的には、全国協の労働組合としての確立=原則的労働組合運動の展開ということです。労働組合として職場で資本と闘い、これを軸として政治闘争と街頭での宣伝活動に決起することが基本です。それから、労働組合の会議をきちんと開催し、全体の一致をかちとっていく。月一回の全体会議、週1~2回の執行委員会、さらには三役会議・・です。組合費の徴収等々をあいまいにしないということです。
全国協は1000名建設に肉薄することをもって、ついに、その核心的課題に直面しました。階級的労働運動として全国協を建設することこそが1000名建設の道であり、それが真に労働者階級の決起にこたえる道だということです。
6・9国鉄運動大集会へむけて総決起し、このなかで全国協1000名建設の展望を切り開こう。

全国協通信へのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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