緊急3万人署名にご協力下さい
3月27日、成田市天神峰の農家・市東さんの農地をめぐる裁判の最終弁論が千葉地裁でおこなわれ、結審しました。7月29日が判決です。
農地強奪の判決を許さないために、反対同盟は大きく2つのことを柱に闘いを進 めます。
ひとつには、7月14日、千葉市内で全国総決起集会を開催します。3・24集会1370名の結集で示した私たちの怒りを、さらにさらに広げて力あるものとするために、集会へのご参加と周りへの呼びかけをお願いいたします。
もうひとつは、農地取り上げに反対する緊急3万人署名運動です。
千葉地裁・多見谷寿郎裁判長に私たちの声を直接示すものとして、署名への取り組みを呼びかけます。これから当ブログでも署名用紙をはじめ、さまざま掲載していきますので、ぜひご協力下さい。
そのほか、現地調査や街頭宣伝、各地の闘いへの参加交流など、7・29に向けてありとあらゆる取り組みをおこないます。
空港会社の違法・不当を全面的にあばいた弁護団の最終弁論や、農業への思いと空港会社への怒りに充ち満ちた市東さんの意見陳述を受けとめるなら、農地を奪う判決などありえないはず。しかし、裁判所に真実にふまえた判決を出させるには、社会の注目、皆さんの力が必要です。
対象の農地は形の上では小作地となっていますが、戦後の農地解放のときに適切な手続きがなされなかっただけ。100年耕作の小作地は法的にも自作と同等の権利が認められており、市東さんが胸を張って「私の畑」と言える農地です。
こっそり地主になった空港会社が「返せ」など、とんでもない話であり、そもそも「貸し借り」に切り縮められることではありません。
事の本質は、「農地の強制収用」です。しかも、法律の趣旨に反して、農民を守るべき農地法を悪用しようという戦後憲法体系を破壊する重大な行為です。
ひとり市東さんだけの問題ではありません。皆さん、ぜひご協力をお願いします。