モリタメディック分会が整理解雇を阻止! ちば合同労組・久木野和也
ちば合同労組・モリタメディック分会は、昨年11月以来、歯科メーカーであるモリタメディック社による請負契約解除(=全員解雇)攻撃と対決し、分会員の在籍するアウトソーシング会社・ティーオーピー社による整理解雇を粉砕し、雇用継続をかちとりました。この争議のただなかで新たな組合員も加入し、組織拡大を実現しました。たくさんの方から当該の青年組合員への支援、激励をいただきました。
本当にありがとうございました!
解雇自由の攻撃との闘い
モリタ社の解雇攻撃は、安倍政権・経団連の解雇自由の攻撃そのものです。ティーオーピー社の顧問弁護士は、団体交渉の場で「『期間の定めのない雇用』だが、事業所がなくなれば整理解雇は可能」と強弁し続け、解雇を狙ってきました。いま安倍政権がやりたいと望む「準正社員制度の導入」そのものです。モリタ社は、より労働者を搾取できる請負会社と契約しなおし、より金儲けしようというのです。この最先端の資本攻勢と真っ向から対決し、「解雇をさせなかった」ことはきわめて重要です。
モリタ大阪本社弾劾闘争に立つ
この勝利の最大の総括は、最後の最後まで「モリタで働き続けてやる」という意志を曲げず、「職場をまわしているのは労働者だ」という誇りをもって闘ってきたことです。モリタの闘いは、オーソドックスで普遍的な闘いです。現場でおきている一つ一つのことをビラにしてまき、団交を行ってきました。そして、ここぞという時は、ストライキを含めありとあらゆる闘いを駆使してきました。モリタ社の責任を追及し、本社のある大阪まで、団交要求にゆき、大阪の闘う仲間とともにモリタ本社行動も闘ったことも決定的でした。これらすべての力が資本の整理解雇を阻止し、雇用継続をかちとったのです。
闘う労働組合の拠点をつくりだす
モリタ闘争は千葉地域の仲間の団結をつくりだしました。青年組合員の決起が、実に幅広い世代の決起をつくりだしました。事実、解雇を阻止したことが、「闘えば勝てる」と青年たちの希望となり、自信となっています。
これからが本当の闘いです。私たちは、モリタの契約打ち切りを許さず闘います。