2012/02/20

郵政非正規ユニオンNEWS新創刊2号

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解雇撤回・非正規低賃金労働撤廃!
あなたも郵政非正規ユニオンに
加入しよう!!

日本郵便は業界一のブラック企業!

郵便局で働く皆さん日々の業務ご苦労様です。
皆さんはこの郵政のブラック企業と言われている現状を理解しているでしょうか? 徹底した非正規社員化・三ヶ月雇用更新形態による各支店支店長の独断による社員の雇い止め! 前号でも取り上げた年賀ハガキの強制購入などやパワーハラスメントなど数え上げたらきりがありません。
郵政民営化で国営から民営になり株式会社となった郵便事業ですが、一般の企業が会社の独断や経営責任を明確にするためにとられる安全措置が機能していないのが現状です。一般企業は会社の株を購入した持ち株主による株主総会。その総会で選出された代表取締役が社長や経営陣を監査し、経営能力のない社長や幹部を退陣される事が出来ます。しかし、日本郵政会社は元々が郵政省から分離した会社であるため、現在、株の全てを国家が保有しています。
それゆえに郵政が大赤字となっても元々多大な資産を保有する資産家にはたいした影響もなく、郵政社員の大量雇い止め・犯罪行為の物品強制販売など、常識的にはありえない不法な数々を許しているのです。国内最大の40万人の労働者を擁する日本郵政が最大のブラック企業とあだ名される由縁です。
それと闘う労働組合、それが郵政非正規ユニオンです。

首切りリストラを進んで提出、それが日本郵政労働組合JP労組!

郵便局で働く、とくに期間雇用ではたらく若いゆうメイトの皆さんは、労働組合の事を知らないという方が多いと思います。
労働組合とはそれぞれの職場にある労働組合に月額の会費を納めることで、職場相談や賃上げなどを経営陣と直接やりとりし円滑な職場に改善する為の組織です。
労働組合とは法の下に経営者と同等の権利を保持し、そもそもの労働者の労働法も個人が労働組合に所属している事を前提に決められています。
働く非正規労働者の多くが組合についての理解が薄いことは当然で、JP労組は社員の環境改善の為の仕事をしていません。
それはなぜか? JP労組の指導部であるJP労組中央本部の役員は、同じ郵便局員でありながら職場では支店長クラスと同じ3千万円ほどの年収を得ているのです。この金は、全て多くの社員から集めた組合費です。年間3千万円もの膨大な給与を得ている指導部は社員の職場、給与問題で経営陣と闘う事はせずに率先してゆうメイトの雇い止めリストを提出し、正規社員の一時金3割カットに対してさえ争おうとはしません。
本来、社員の為に交渉をしそのために給与から組合費を集めていながら懐に入れる。それが日本郵政労働組合JP労組です。これら闘わない、社員を裏切り社長や経営陣のいいなりになる組合を『御用組合』とよびます。経営陣や社長、株主や組合の悪辣さをして社会からは「ブラック企業」とよばれているのです。
それとは逆にあらゆる不満と闘うのが新たに発足し自力自闘をする組織。それが期間雇用社員を中心に組織を構成している「郵政非正規ユニオン」です!

ユニオンに加盟すれば、雇用保険を支払わせる!
団体交渉・労働委員会などに参加できます!

昨年「郵政非正規ユニオン」は、当局と交渉し「団体交渉」などにおいて、雇い止めになり雇用保険の受ける資格のないとされる組合員の雇用保険と夏の一時金を勝ち取りました!一人あたま50万円を勝ち取り、現在は不当解雇を争っています。
非正規ユニオンは専属の弁護士もそろえ、現在は東京都労働委員会に不当労働行為救済命令を求めています。また、いつでも裁判闘争に入ることが出来ます。
不当解雇の勝利で得られるものは当然ながら職場復帰、ならびに不当に雇い止めされたとする期間の給与保障や一時金。年休の買取。スキルアップや正社員への登用化です。およそ個人では争えない不当解雇や嫌がらせ等に対しての「団体交渉」で、対等に会社に話し合いを求めることが出来ます。
一人で悩んでいれば、会社の思う壺です。郵政非正規ユニオンに加盟し皆で力を出し合い、話し合えば必ず道は切り開かれます。
私たち郵政非正規ユニオンに加入して、共に闘いましょう。

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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