2011/11/22

鈴木コンクリート分会への組合破壊攻撃を許すな!

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全国協の戦闘宣言 ―
鈴木コンクリート分会への組合破壊攻撃を
許すな!

鈴木コンクリート工業(株)は、東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会に対して解雇攻撃を乱発し、組合そのものを壊滅する攻撃をかけてきました。合同・一般労働組合全国協は、全国協に結集する組合である東京西部ユニオンと鈴木コンクリート分会に対するこの攻撃を満腔の怒りをもって弾劾する。絶対に許すわけにはいきません。そして、全国27組合を擁する全国協の矜持にかけてとことん闘いぬき、必ず勝利することを断固して宣言する。

解雇攻撃を乱発する鈴木資本

鈴コン分会への解雇攻撃の本質は、労働組合壊滅を狙う新自由主義攻撃そのものとしてあります。既に、解雇通告は4名に上っています。 今回の解雇攻撃は、鈴コン分会が田口組合員(8月逝去)の解雇撤回・謝罪要求と一方的賃下げ反対を掲げてストライキ(9月27日)に突入したことへの報復攻撃としてあります。正当な組合活動と職場からの支持の拡大に追いつめられた鈴木資本は、ただちに分会長と書記長を始めとした3名に「出勤停止」の懲戒処分を下し、新たに加入した組合員に対しては「解雇予告・自宅待機」という攻撃をかけてきたのです。そして、これへの反撃として社前闘争と駅前での街頭宣伝闘争に決起した組合員に対して、「会社の信用を傷つけた」(就業規則)を理由に、更なる「雇い止め」解雇を3名に加えてきたのです。

労働者の人間性を否定する新自由主義攻撃

この鈴木コンクリート工業のあり方に新自由主義攻撃の典型的姿が示されています。労働組合を徹底的に敵視しその活動の一切を認めない、労働者という存在を人間として措定せず、人格を根底から否定し、人間としての誇り・権利・欲求・・・の一切をひねり潰し踏みしだいてなおかつ平然としている、そういう資本のあからさまな本質をむき出しにするものとなっているのです。これは、郵政非正規ユニオン・齋藤委員長に対して加えられた「アルバイト(非正規職)のクズども」「アルバイトの分際で組合なぞつくりやがって」という罵倒と瓜二つの行為としてあるのです。

勤続20年以上の労働者を「雇い止め」

そして、今回の解雇攻撃の極めつけは次の点に示されています。鈴木コンクリート工業の労働者は皆非正規職の「3ヶ月雇用」であり、これをたてに、組合員の「雇い止め」解雇を乱発し始めたのですが、今回解雇になった組合員の一人は、勤続20年以上の労働者です。20代で入社して以来鈴木コンクリート一筋で働いてきて、「3ヶ月雇用」の更新ということでは100回を優に越えているのです。鈴コン分会の組合員ということをもって解雇されたのです。

非正規職撤廃闘争の先頭に立つ鈴木コンクリート分会の闘い

情勢は一変しています。世界で起きていることは、資本主義の破綻(大恐慌・大失業、原発事故)と労働者階級の「生きさせろ!」の決起です。生きるということと体制変革の要求が合致し、労働者階級の決起を中心に農民・漁民、母親を軸とする家族ぐるみの人民的決起という情勢が目の前に迫っています。
一方、追いつめられた資本主義は新自由主義という資本の論理(悪無限的利潤の追求)をむき出しにして、労働者の非正規職化攻撃へととことんのめり込むものとなっているのです。

階級闘争の帰趨を握る非正規職の闘い

そして、鈴コン分会の闘いは、新自由主義攻撃と真っ向から対決するものとなっています。すなわち、鈴コン分会は「3ヶ月雇用」という「有期契約」の職場に組合をつくり、そこで労働組合としての団結を形成し、あらゆる組合破壊攻撃を打破し、労働者の権利を掲げて闘ってきました。この鈴コン分会の闘いこそが、非正規職化の攻撃と激突する今日の階級闘争を牽引する決定的位置を形成するものとなっているのです。今日の非正規職の実態は全労働者の4割の2千万人です。ちなみに、韓国は6割に達しています。ここにおいて、非正規をめぐる攻防は階級闘争のこれまでの構図を大きく塗り替える転換点になっているといっても過言ではありません。非正規職の組織化は、今日の階級闘争の最大の課題になっているのです。

「労働組合の再生」を

日本階級闘争は、野田政権のもとで国論二分の情勢に突入しています。原発の再稼働と輸出、TPP、沖縄新基地建設・・・をめぐって資本と労働者との非和解的激突が本格的に始まったのです。
そして、ここでの最大のテーマは「労働組合の再生」です。連合は、野田政権の柱として組み込まれ今やその先兵へと転落しております。これを職場からの闘いをもって打倒し真に闘う労働組合を再生させることが、今日の情勢を切り開くカギとなっているのです。
この意味において、11月6日東京・日比谷野外音楽堂で開催された「11・6全国労働者総決起集会」は、野田政権に決定的打撃をあたえるものとなりました。ILWUローカル21、民主労総と動労千葉・動労水戸が固く連帯し、新自由主義(外注化・非正規職化)と闘う階級的労働運動に基づく「労働組合再生」の地平を大きく切り開いているからです。労働者を正規と非正規に分断する新自由主義攻撃を打破する決定的な闘いがついに始まったのです。

国鉄決戦と非正規撤廃闘争の合流始まる

非正規職撤廃の闘いは非正規の労働者だけの闘いではありません。否、むしろ正規の労働者こそが自らの闘いとして、非正規労働者と一体となって立ち上がることの中にこそ勝利の展望が開かれるのです。
そして、ついに国鉄決戦と非正規撤廃闘争の合流が始まりました。動労千葉が「外注化阻止、非正規職撤廃」を掲げ、動労水戸が「放射能に汚染された列車検査に反対」を掲げて非正規職と連帯する闘いに立ち上がったのです。国鉄決戦の中に非正規職撤廃の闘いがしっかりと位置づけられ一体的闘いが開始されたことは決定的であり、新自由主義攻撃をその根幹において打破する展望を掴むものとなっているのです。

鈴コン分会の団結を軸に

それにしても、鈴木コンクリート工業というのはとんでもない会社です。昼休み休憩を日常的に奪い、ミキサー車への過積載の強要などは当たり前、これはれっきとした憲法違反―労基法違反、道交法・車両法違反です。また、就業規則の実施もいい加減なものです。一つ例を挙げれば、「3ヶ月毎の健康診断」などは名ばかりで実態は「10年間に一回」という許し難いものなのです。
そして、これを暴露されるたびにはく社長のことばが「イヤなら辞めたら」なのです。しかし、2年半前に分会が結成され、資本を追いつめてきました。
労働者をなめたら許さない、労働者の誇りを傷つけたら許さない、労働者こそ社会の主人公なんだ! この「イヤなら辞めたら」への回答こそが労働者の団結なのです。

国鉄決戦を闘うすべての労働者のみなさん! 非正規職の労働者のみなさん! そして、青年労働者のみなさん!

鈴コン分会にかけられた連続する「雇い止め」解雇攻撃は、単なる一資本との闘いではありません。新自由主義との非正規職撤廃をかけた一大階級決戦であり、今日の階級攻防の最先端に位置するものとしてあるのです。            
東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会闘争の歴史的勝利をめざし、共に闘いましょう!

全国協戦闘宣言へのリンク

2011/11/21

11・19東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会闘争・緊急集会

11・19東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会闘争・緊急集会は大成功!大爆発!しました。

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集会は、満杯になり熱気で溢れかえりました。圧巻は、鈴コン分会の明るさと労働者としての心意気が全体を一瞬にして獲得したことでした。まさに“鈴コン分会ここにあり”という感じで、「労働者は失うものは何もない、やりだしたらトコトンやる!勝ちに行く!」という吉本書記長力強い言葉に鈴コン分会の真骨頂が充満しています。

それから、会場に充ち満ちた“怒り”の爆発です。何で、ストライキをやったら解雇なんだ。解雇撤回と遺族への謝罪要求、賃下げ反対のどこが問題なのか。勤続20年以上の労働者=3ヶ月雇用の更新が100回を超す労働者が、何故今回クビになったのか。組合への解体攻撃以外の何物でもない!

集会全体は、鈴コン分会を軸に完全に一つにまとまりました。東京西部ユニオンは大西書記長が「先頭に立って闘う」との宣言を発し、全国協は小泉事務局長が総決起を訴えました。そして、吉本書記長の“団結がんばろう!”をもって、闘いの幕は切って落とされました

さあ!いよいよ決戦です。解雇撤回を掲げ、組合つぶしの攻撃を打破する、非正規職撤廃の一大決戦が始まったのです。次は、12月22日「解雇撤回!非正規職撤廃!総決起集会」です。全国協は全国動員で闘います。共に闘いましょう。

合同・一般労働組合全国協議会サイトから転載

2011/11/19

たたかう鈴コン分会と連帯を!

資本と国家の犯罪をくつがえす力は職場から!
鈴コン分会への組合つぶし許さず
東京西部ユニオン・鈴コン分会闘争緊急集会へ!

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(写真・上=9・27ストライキ突入社前闘争 下=今年8月無念にも亡くなった田口組合員(2年前の解雇当該。この解雇撤回・謝罪がストライキの第1の要求だった)

鈴木コンクリート工業分会の丸ごと破壊攻撃を絶対許さない!
11.19東京西部ユニオン・鈴コン闘争緊急集会へ総結集を!

一般合同労働組合 東京西部ユニオン
執行委員長 吉本 伸幸

組合員の皆さん!仲間の皆さん!
ご存じのように、わが西部ユニオンの中心分会である鈴コン分会に対して、会社は丸ごと破壊の攻撃を出してきています。

  1. 10月15日に、新入組合員のMさんへの解雇(11/14付)
  2. 10月13日、17日、26日に、5人の組合員全員に、それぞれ7日、3日、2日の出勤停止処分
  3. 11月1日に予定していた団交の延期
  4. 11月4日、分会長への解雇通知(12/7付)
  5. 11月7日、S組合員への解雇通知(12/12付)
  6. 11月14日、分会書記長(委員長)への解雇通知(12/18付)
  7. この間の11/1には、労働委員会に社長が出席して、「田口解雇問題は 何らかの解決をしたい」とさも和解に応ずるかのようなポーズをとりながら、上記のような組合丸ごと破壊に出てきた。
  8. 今後、残る2名の組合員への攻撃、職場の無法化が予想されます。

東京西部ユニオンは、合同一般労働組合全国協議会の先頭で、さらにその中心分会である鈴木コンクリート工業分会への解体攻撃に対しては、組織の総力をあげて闘うことを執行委員会の総意で決定しました。この2年半の鈴コン闘争は、西部ユニオンの10年に及ぶ闘いが生み出した最大の希望であり、いまや全国の仲間、とりわけ非正規労働者の闘う代表でもあります。絶対に負けるわけにはいきません。労働組合再生の闘いそのものとして、11・6の大成功とその発展をかけて、福島や被災地、全世界の同志と団結します。
東京西部ユニオンは、分会の団結、職場の団結を守り拡大する事を中心に、現場闘争、集会、労働委員会、裁判、署名、カンパなどを取り組みます。全国闘争に打って出ます。
すべての西部ユニオンの組合員のみなさん! 西部ユニオンの組織と未来すべてをかけて、解雇を絶対撤回させ、労働者の誇りを守り抜こう! 団結してともに闘いましょう!
地域でともに闘い、また、11・6をともにたたかった仲間の皆さんにも熱い連帯を呼びかけます。下記の要項で、西部ユニオン団結集会を開催します。総決起をお願いします。

  • と き 11月19日(土)19時~21時
  • ところ 阿佐谷地域区民センター第4・5集会室(3階)JR阿佐谷駅南口2分
  • 集会名称 東京西部ユニオン・鈴コン分会闘争緊急集会
  • 内 容 東京西部ユニオン、鈴コン分会の決意、合同一般労組全国協の決意
    鈴コン全国闘争方針

西部ユニオンのサイトから転載

2011/11/18

11・19東京西部ユニオン・鈴コン闘争緊急集会へ総結集しよう!

鈴木コンクリート分会の丸ごと破壊攻撃を絶対に許さない!
11・19東京西部ユニオン・鈴コン闘争緊急集会へ総結集しよう!

全国協に加盟する全ての組合および組合員のみなさん!

全国協は、鈴木資本による東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会への「雇い止め」の乱発をもってする組合破壊の攻撃を絶対に許さない!満腔の怒りをもって弾劾し、必ず解雇撤回を勝ちとり組鈴コン分会を守り抜くことを宣言する!東京西部ユニオン吉本委員長と鈴コン分会内尾委員長をはじめとする計4名への解雇攻撃を何で許せようか。分けても、鈴コン分会は全国協の名実ともとする中心組合である。言わば、鈴コンと全国協は一心同体なのだ。

東京西部ユニオンと鈴木コンクリート分会は、11・19緊急弾劾集会を決定しました。総結集しよう。

東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会闘争緊急集会
主催 東京西部ユニオン
11月19日午後19時~
阿佐ヶ谷地域区民センター


全国協の戦闘宣言

鈴木コンクリート分会への組合破壊攻撃を絶対に許さない!

鈴木コンクリート工業(株)は、東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会に対して解雇攻撃を乱発し、組合そのものを壊滅する攻撃をかけてきました。合同・一般労働組合全国協は、全国協に結集する組合である東京西部ユニオンと鈴木コンクリート分会に対するこの攻撃を満腔の怒りをもって弾劾する。絶対に許すわけにはいきません。そして、全国27組合を擁する全国協の矜持にかけてとことん闘いぬき、必ず勝利することを断固して宣言する。

「雇い止め」解雇を乱発する鈴木資本

鈴コン分会への解雇攻撃の本質は、労働組合壊滅を狙う新自由主義攻撃そのものとしてあります。既に、解雇通告は4名に上り、年内には組合員の全員が解雇されてもおかしくない状況にあります。
今回の解雇攻撃は、鈴コン分会が田口組合員(8月逝去)解雇の謝罪要求と一方的賃下げ反対を掲げてストライキ(9月27日)に突入したことへの報復攻撃としてあります。正当な組合活動と職場からの支持の拡大に追いつめられた鈴木資本は、ただちに分会長と書記長を始めとした3名に「出勤停止」の懲戒処分を下し、新たに加入した組合員に対しては「解雇予告・自宅待機」という攻撃をかけてきたのです。そして、これへの反撃として社前闘争と駅前での街頭宣伝闘争に決起した組合員に対して、その発言が「会社の信用を傷つけた」と称して、更なる「雇い止め」解雇を3名に加えてきたのです。

労働者の人間性をとことん否定する新自由主義攻撃

この鈴木コンクリート工業のあり方に新自由主義攻撃の典型的姿が示されています。労働組合を徹底的に敵視しその活動の一切を認めない、労働者という存在を人間として措定せず、その人格を根底から否定し、人間としての誇り・権利・欲求・・・の一切をひねり潰し踏みしだいてなおかつ平然としている、そういう資本のあからさまな本質をむき出しにするものとなっているのです。これは、郵政非正規ユニオン・齋藤委員長に対して加えられた「アルバイト(非正規職)のクズども」「アルバイトの分際で組合なぞつくりやがって」という罵倒と瓜二つの行為としてあるのです。

勤続28年の労働者を「雇い止め」に

そして、今回の解雇攻撃の極めつけは次の点に示されています。鈴木コンクリート工業の労働者は皆非正規職の「3ヶ月雇用」であり、これをたてに、組合員の「雇い止め」解雇を乱発し始めたのですが、今回解雇になった組合員の一人は、勤続28年の、会社にとっても最古参の労働者です。20代で入社して以来鈴木コンクリート一筋で働いてきて、「3ヶ月雇用」の更新ということでは100回を優に越えているのです。これを「会社を(街宣での発言で)傷つけた」という理由をつけて「雇い止め」にしたのです。鈴コン分会の組合員ということをもって解雇されたのです。

非正規職撤廃闘争の先頭に立つ鈴木コンクリート分会の闘い

情勢は一変しています。世界で起きていることは、資本主義の破綻(大恐慌・大失業、原発事故)と労働者階級の「生きさせろ!」の決起です。生きるということと体制変革の要求が合致し、労働者階級の決起を中心に農民・漁民、母親を軸とする家族ぐるみの人民的決起という情勢が目の前に迫っています。
一方、追いつめられた資本主義は新自由主義という資本の論理(悪無限的利潤の追求)をむき出しにして、労働者の非正規職化攻撃へととことんのめり込むものとなっているのです。

階級闘争の帰趨を握る非正規の闘い

そして、鈴コン分会の闘いは、新自由主義攻撃と真っ向から対決するものとなっています。すなわち、鈴コン分会は「3ヶ月雇用」という「有期契約」の職場に組合をつくり、そこで労働組合としての団結を形成し、あらゆる組合破壊攻撃を打破し、労働者の権利を掲げて闘ってきました。この鈴コン分会の闘いこそが、非正規職化の攻撃と激突する今日の階級闘争を牽引する決定的位置を形成するものとなっているのです。
今日の非正規職の実態は全労働者の4割の2千万人です。ちなみに、韓国は6割に達しています。ここにおいて、非正規をめぐる攻防は階級闘争のこれまでの構図を大きく塗り替える転換点になっているといっても過言ではありません。非正規職の組織化は、今日の階級闘争の最大の課題になっているのです。

「労働組合の再生」を

日本階級闘争は、野田政権のもとで国論二分の情勢に突入しています。原発の再稼働と輸出、TPP、沖縄新基地建設・・・をめぐって資本と労働者との非和解的激突が本格的に始まったのです。
そして、ここでの最大のテーマは「労働組合の再生」です。連合は、野田政権の柱として組み込まれ今やその先兵へと転落しております。これを職場からの闘いをもって打倒し真に闘う労働組合を再生させることが、今日の情勢を切り開く決定的なカギとなっているのです。
この意味において、11月6日東京・日比谷野外音楽堂で開催された「11・6全国労働者総決起集会」は、野田政権に決定的打撃をあたえるものとなりました。ILWUローカル10、民主労総と動労千葉・動労水戸が固く連帯し、新自由主義(外注化・非正規職化)と闘う階級的労働運動に基づく「労働組合再生」の地平を大きく切り開いているからです。労働者を正規と非正規に分断する新自由主義攻撃を打破する決定的な闘いがついに始まったのです。

国鉄決戦と非正規撤廃闘争の合流始まる

非正規職撤廃の闘いは非正規の労働者だけの闘いではありません。否、むしろ正規の労働者こそが自らの闘いとして、非正規労働者と一体となって立ち上がることの中にこそ勝利の展望が開かれるのです。
そして、ついに国鉄決戦と非正規撤廃闘争の合流が始まりました。動労千葉が「外注化阻止、非正規職撤廃」を掲げ、動労水戸が「放射能に汚染された列車検査に反対」を掲げて非正規職と連帯する闘いに立ち上がったのです。国鉄決戦の中に非正規職撤廃の闘いがしっかりと位置づけられ一体的闘いが開始されたことは決定的であり、新自由主義攻撃をその根幹において打破する展望を掴むものとなっているのです。

鈴コン分会の団結を軸に

それにしても、鈴木コンクリート工業というのはとんでもない会社です。昼休み休憩を日常的に奪い、ミキサー車への過積載の強要などは当たり前、これはれっきとした憲法違反―労基法違反、道交法・車両法違反です。先日起きた人身事故では、何と責任の一切を運転手になすりつけ、ついには辞めさせてしまったのです。また、就業規則の実施もいい加減なものです。一つ例を挙げれば、「3ヶ月毎の健康診断」などは名ばかりで実態は「10年間に一回あったかどうか」という許し難いものなのです。
そして、これを暴露されるたびにはく社長のことばが「イヤなら辞めたら」なのです。追いつめられたら出てくるこの言葉こそ、資本の本音なのです。これは、どこの会社でも同じです。労働者は階級として一つの資本のもとに縛られているのです。
労働者をなめたら許さない、労働者の誇りを傷つけたら許さない、労働者こそ社会の主人公なんだ! この「イヤなら辞めたら」への回答こそが労働者の団結なのです。

国鉄決戦を闘うすべての労働者のみなさん! 非正規職の労働者のみなさん! そして、青年労働者のみなさん!

鈴コン分会にかけられた連続する「雇い止め」解雇攻撃は、単なる一資本との闘いではありません。新自由主義との非正規職撤廃をかけた一大階級決戦であり、今日の階級攻防の最先端に位置するものとしてあるのです。            
東京西部ユニオン・鈴木コンクリート分会闘争の歴史的勝利をめざし、共に闘いましょう!

2011/11/07

2011/11/05

11.6全国労働者総決起集会

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反原発・反失業の国際的統一行動を! 国鉄1047名解雇撤回!非正規職撤廃!
新自由主義とたたかう労働組合の全国ネットワークを!

11・6全国労働者総決起集会

▼日時: 11月6日(日) 正午開会
▼場所: 東京・日比谷野外音楽堂

2011/11/04

郵政非正規ユニオンニュースNO13号発行

大工原暴言は「熱血指導」?だった!

第4回団体交渉でのひどすぎる会社の見解

10月17日第4回団体交渉が行われました。
会社は団体交渉で大工原氏の脅迫と暴言について、大工原氏のアルバイトの「クズどもが」の暴言は「熱血指導」であったと言い放ちました。そして、大工原氏はすでに新宿支店に課長として移動したことも明らかにしました。
A氏の暴力行為については「処分は厳正」に行ったと言いながら、処分の中身については、被害者の齋藤委員長自身にも公表は出来ないと拒んでいます。処分は厳正に行ったなどといいながら、被害者の齋藤委員長はクビにし、A氏は何のおとがめもないということです。 本当にひどい会社です。
多数の雇い止めや大工原氏の暴言などについて会社は全く誠意を持って答えようとしません。会社がこのような不誠実な態度を取り続けるなら、両名を脅迫・暴力行為で法的手段に訴えることも考慮しなければなりません。

9月雇い止めは10数名だった!

中川業務企画室長は、9月末の雇い止めは10数名であったことを明きらかにしました。
6月から約30名を雇い止めにしたのです。ゆうパック課の深夜勤で残っているのは、ユニオン結成に敵意を持っていた日東配グループ(JP労組に大半が入っている)の人のみが残っています。
ユニオンの影響力を恐れた会社は、日東配以外の社員はほぼ全員を会社から排除したのです。そして、30名の雇い止めの判断を下したのは、支店長のユニオン潰しの意を受けた、ゆうパック課の大工原氏と新岡氏だということも明らかになりました。ユニオン潰しの真相がだんだん明らかになってきています。
前回団交での会社側の雇い止め理由の「業務能力を考慮した人選」についてもこの点を全面的に言い直し、雇い止めの判断材料には入っていない等と支離滅裂な答弁に終始しました。雇い止め理由がいかにデタラメなものかが暴かれました。

支店長は団交に応じろ!

現在の会社側の団交の責任者は中川氏ですが、中川氏は4月東京多摩支店に着任したばかりであり、3月時点で、ゆうパック課の社員30名の雇い止めを決定した時にはいなかったのです。 ゆえにユニオンは、真相を明らかにするために、支店長の団交への出席を求めてきました。
具体的にも、3月契約更新時に雇い止めされた15名は本来6ヶ月更新であるものを、3ヶ月に一方的に変更されたことや、会社の「経営状況」報告書について、中川氏は一貫として無いなどと主張してきましたが、組合から提出した他支店の経営状況報告書を見て、 これなら会社にもあるなどと述べ、中川氏は6月雇い止めについての状況把握が出来ていないのです。
会社の責任者である支店長が、誠意を持って団体交渉に出てきて、ユニオンの要求に応えるべきです。

合同・一般労組全国協議会サイトから転載

2011/11/03

郵政非正規ユニオン支援のお願い

2011年10月17日
東京都葛飾区新小岩2-8-8
クリスタルハイム203号東部ユニオン気付
郵政非正規ユニオン執行委員長 齋藤 裕介

  すべてのみなさんに、郵政非正規ユニオンへのご支援を心より感謝申し上げます。 ユニオンは全国の組織化に向かって新たな出発を開始します。今後も一層のご支援を心よりお願い申し上げます。
  郵便事業会社は、昨年7月の日通とゆうパック統合の大失敗のなかで1034億円の大赤字を作り経営的、社会的に大きく信用を失いました。
鍋倉社長は、一切の責任を社員に押しつけ、JP労組中央本部と結託し正規社員には年間通じて一時金50万円のカット、非正規社員には大量の雇い止め解雇を行ってきました。
こうした中で齋藤委員長を先頭に3月以降大量雇い止めを阻止するために、ゆうパック課を中心に組合結成をめざしてきました。組合作りの機運と熱気が社員に伝わる中で、会社は斉藤委員長の影響力が及ぶゆうパック課の社員15名を6月に雇い止めにしました。
8月には、齋藤委員長に対し一部会社側社員による脅迫と、ゆうパック課の大工原課長らによる2時間に渡っての脅迫と暴言が行われ、組合運動をやめることを齋藤委員長に迫まりました。屈服と転向を拒否した彼に会社は9月30日を期して雇い止めにしたのです。
会社の不当な雇い止めに対し、ユニオンは9月20日にストライキを実行し、9月29日には警察の妨害と弾圧を撥ね退けて郵政本社抗議デモを行い、10月1日には東京多摩支店包囲デモを行いました。
こうした闘いの中で、「アルバイトのクズども」等の暴言を吐いた大工原氏は、10月より東京多摩支店から他支店に左遷になりました。
ユニオンは一層の団結の強化を作り出し、新たな仲間を獲得することができました。
また、東京多摩支店をはじめ日本郵便16万非正規社員が、ユニオンの訴えに共鳴し多くの激励と、全国で郵政非正規ユニオン結成への動きが開始され、全国的組織化の大きな展望が切り開かれました。
闘いははじまったばかりです。非正規労働は、格差社会の温床であり人間のいのちや生活が根底から脅かされています。期間雇用という不安定化を背景に、非正規労働者の生存権を会社が無条件に握り、解雇権をたてに奴隷労働以下の労働を強要しているのです。
現在の非正規労働者は正規職を希望しながら、期間契約社員などに従事している労働者です。日本郵便では23万社員のうち16万人が非正規社員であり、郵便事業の根幹を担っています。こうした非正規社員をボロクズのように使い捨てにしているのです。
いま世界で新自由主義による1%の富裕層と99%の貧困化に対し、非正規労働者の生きるための決起が大きく始まっています。
非正規労働者の闘いは、この資本主義社会を根底からひっくり返し、プロレタリア革命を内包した自己解放的な闘いです。この闘いは必ず「連合」の反動的労働者支配を打ち砕き、労働運動を階級的に蘇らせていくことは明らかです。
  ユニオンは、みなさんの支援のもと日本郵便16万非正規社員と2000万非正規労働者の全国的組織化(ユニオン建設)と、世界的に始まった非正規労働者の闘いと結合しその先頭になって闘います。
  齋藤委員長をはじめ18名の解雇者の支援と、郵政非正規ユニオンの一層の前進のためにご支援を宜しくお願い致します。

合同・一般労組全国協議会サイトから転載

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

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