2012/05/31

【6月6日】「さようなら原発1000万人署名」第一次集約集会

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◎日時:6月6日(水)
    17:30 開場
    18:00 オープニングコンサート寿[kotobuki]
    18:30 開会
    19:30 パレード出発
◎場所:日比谷野外音楽堂(地下鉄霞が関駅徒歩5分)
◎発言:呼びかけ人から 鎌田慧さん、他/賛同人から/各地の署名取り組み報告/大飯原発再稼働について
◎パレードコース:日比谷野音~東京電力本社~銀座~鍛冶橋(予定)
※夜の集会・パレードになりますので、光り物などをご持参ください。
◎呼びかけ:「さようなら原発」一千万署名 市民の会
(内橋克人 大江健三郎 落合恵子 鎌田慧 坂本龍一 澤地久枝 瀬戸内寂聴 辻井喬 鶴見俊輔)

昨年5月以来、多くのみなさんのご協力のもと集めてまいりました「さようなら原発1000万人署名」もいよいよ提出の段階を迎え、現在開会中の通常国会会期末の6月に署名を提出することになりました。みなさまからお預かりした署名を、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長にそれぞれ提出し、「脱原発は市民の意志である」ことを高々と宣言したいと思います。また、このことを発信するとともに、原発廃止に向けた私たちの堅固な意志を確認する場として「第一次集約集会」を日比谷野音で開催することになりました。ぜひお集まりください。
なお、署名は5月末までに届いたものを第一次分として提出しますが、それ以降も継続して集めますので、ご協力をよろしくお願いします。
■連絡先:さようなら原発1000万人アクション実行委員会 http://sayonara-nukes.org/
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F TEL03-5289-8224 FAX03-5289-8223

 

さようなら原発1000万人アクションのサイトから転載

2012/05/30

郵政非正規ユニオンNEWS第8号

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コンビニ夜間集荷全面停止・全員解雇許さない!
職場の怒りをひとつにしてたたかおう!

「好きで非正規やっているんだろう」
暴言をくりかえす郵政本社を許さない!

郵便局ではたらく皆さん。日々のお仕事、お疲れさまです。
私たち郵政非正規ユニオンは、5月1日、郵政本社に対して賃上げや雇い止め解雇撤回を求めて、春闘申し入れ行動をたたかいました。そこで郵政本社の全国の仲間に対する許しがたい態度が明らかになりました。出てきた本社担当者はなんと、昨年6月に齋藤委員長ら15名の雇い止め解雇を強行したことについて、他人事だとばかりに「知らない」と言い放ちました。さらに「自爆営業の強制やパワハラをやめろ」という要求に対しても、「そういうことはないと思う」「知らない」との返答です。
人員不足で配達業務も回らないのに、雇い止めをちらつかせながら膨大なノルマを押しつけ、連日営業に駆り立て、営業成績が悪ければスキル評価を下げられる。さらに、「アルバイトの分際で組合なんかつくりやがって」などという、管理者の許しがたい暴言と不当労働行為の数々。こうしたいっさいを「知らない」の一言で済ませられるとでも思っているのか!いったい、労働者の生活をなんだと思っているんだ!
極めつけは、「正社員になりたいという人がいるなんてまさか知らなかった」「好きで非正規やってるんだろう」の言辞です! こうした連中が、過酷な業務を強制したあげく、「赤字だから」などと口実を持ち出して労働者を使い捨てにしているのです。絶対に許せない!
会社は、必死に働く現場の声に向き合うどころか、9月末の大量雇い止めを前倒しして、解雇と殺人的労働強化を進めています(裏面参照)。
こうした職場の現実に対して、多くの仲間が、怒り、声をあげ始めています。郵政非正規ユニオンに加入して声をあげよう! 職場の怒りをひとつにしてたたかおう!いつでもユニオンに連絡下さい!

コンビニ夜間集荷廃止で50人解雇の暴挙!
ヤマトへの切り替えでさらなる解雇も

日本郵便が決定したコンビニからのゆうパック夜間集荷業務全面廃止によって、東京多摩局ではこれまで夜間集荷を担ってきた「日本郵便輸送会社」が、携わってきた50人を5月末で全員解雇しました。絶対許せません。労働者にとっては働くことは生きること。仕事を失うことは生きていけないこと。日本郵便本社は郵便局で働く社員が生きようが死のうが関係はなく、大事なことはすべて金であるという姿勢は明白です。
さらに、サークルKサンクスが6月下旬から宅配便をクロネコヤマトに切り替えることも明らかになりました。このことも口実にして、さらなる解雇と労働強化を強制してこようとしています。反撃を叩き付けよう。
JPEX計画の失敗での大混乱。会社が格安で引き受けた通販の巨大な梱包は運んでも運んでも持ち戻り。バイクにゆうパックを満載することまで強制され、事故が激発しても会社は責任を取ろうともしない。民営化の失敗・破産のすべてを現場の労働者に押しつけたあげくに雇い止め解雇なんて、絶対に許さない!

「新人事・給与制度」の導入で班の団結は引き裂かれる!
絶対阻止しよう!

会社が導入しようとしている「新たな人事・給与制度」は、社員の基本給を3割カットして成果主義に切り替えるというもの。平均的な40歳郵便外務労働者の場合、10万円もの賃下げになります。
基本給をカットし、現行の手当をなくした上でポイント制の業績手当を導入。例えば、基準物数を超えた日に超勤なしで仕事を終えたら5ポイント。しかし、基準内物数の日の超勤はペナルティとして0ポイント。応援された労働者はマイナス2ポイント。朝は1?2時間も前から区分をし、昼休みも取らずに配達するということに。事故や誤配でマイナスポイント、営業もポイント化で賃金と直結。隣の班とも、同じ班の中でも、常に競争しなければならなくなります。しかも、班長には「1日1時間半の専担時間の確保」が言われ、配達に行くこともできなくなります。
こんなものが導入されたら、職場はより一層ギスギスし、バラバラにされてしまいます。
ところがJP労組本部は、会社と一体となって「新人事・給与制度」を推進し、6月大会で決定しようとしている。現場から、各班から、反対の声をあげよう!
こうした郵政労働者の怒りを集める場が6・10全国集会です。職場から東京・文京シビックホールに集まろう!

2012/05/28

7・16「さようなら原発10万人集会」への呼びかけ

7・16「さようなら原発10万人集会」への呼びかけ
原発はいらない!この声で、代々木公園を埋め尽くそう

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福島第一原発で発生した、世界最大級の過酷事故によって、日本の豊かな自然――田んぼや畑、森、林、川、海、そして雲も空も放射能によって汚染されました。原発周辺で生活していた多くのひとびとは、家も仕事も失い故郷を追われ、散り散りになっていつ帰れるかわからない状態です。

福島のみならず、さまざまな地域のひとびと、とりわけ子どもたちやちいさな生物に、これからどのような悪影響がでるのかの予測さえつきません。

メルトダウン(炉心溶融)とメルトスルー、そして原子炉建屋の水素爆発という、あってはならない最悪事態はいまだ収束されず、圧力容器から溶け出た核燃料の行方さえ把握できない状況です。

さらに迫り来る大地震が、原発を制御不能の原爆に転化する恐怖を現実のものにしようとしています。それにもかかわらず政府は、電力会社や財界の要求に応じて、やみくもに再稼動を認めようとしています。

日本に住むひとびとの八割以上が、「原発は嫌だ」と考えています。世界のひとたちも不安を感じています。しかしその思いを目に見える形で表現しなければ、原発を護持・存続させようとする暴力に勝つことはできません。私たちはいまこそ、日本の指導者たちにはっきりと、「原発はいらない」という抗議の声を突きつけましょう。

電気はいまでも足りています。さらに節電ができます。いのちと健康を犠牲にする経済などありえません。人間のための経済なのです。利権まみれの原発はもうたくさんです。反省なき非倫理、無責任、無方針、決断なき政治にたいして、もう一度力強く、原発いやだ、の声を集めましょう。

要請事項

1、停止した原子力発電所は運転再開せず、廃炉にする。建設中の原発と建設計画
は中止する。

2、もっとも危険なプルトニウムを利用する、高速増殖炉「もんじゅ」と再処理工
場の運転を断念し、すみやかに廃棄する。

3、省エネ、持続可能な自然エネルギーを中心に据えた、エネルギー政策に早急に転
換する。

二〇一二年五月五日

全原発停止の日に

内橋克人
大江健三郎
落合恵子
鎌田慧
坂本龍一
澤地久枝
瀬戸内寂聴
辻井喬
鶴見俊輔

さようなら原発1000万人アクションのサイトから転載

2012/05/17

郵政非正規ユニオンNEWS第7号

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「好きで非正規やってるんでしょ?」
これが郵政本社の答えか!ふざけるな!

5・1メーデー春闘申し入れ行動
「賃金上げろ!」郵政本社に要求を叩きつける!
日本郵便本社に春闘要求提出!

5月1日、郵政非正規ユニオンは「賃金上げろ! こんな低賃金・非正規労働で生きていけるか!」のスローガンを掲げてメーデー一日行動に立ちました。日比谷メーデーでは、集まった多くの労働者とエールを交わし、日本郵政本社へ向けて激しいデモを行いました。デモ終了後、郵政非正規ユニオン部隊は郵政本社前に意気高らかに登場し、「賃金上げろ! 雇い止めを撤回しろ!」という強烈なシュプレヒコールを叩きつけた。その中で齋藤委員長を始めとした3人の代表が本社に入り、賃上げや雇い止めの撤回など7項目にわたる「春闘要求」申し入れ行動をおこなったのです。
そのなかで、会社側は「非正規は好きでやってるんでしょ」と許しがたい発言をしました。「賃金が低いというなら社員になればいいじゃないか」というのです。ならば16万非正規を社員にすればいいではないか!

鍋倉社長は、何の権限もない社員に、こんな許しがたい暴言を吐かせて、自らは逃亡したのです。「無権利、低賃金の非正規を好きでやっている人がいるか! 非正規だろうと一生懸命働いているんだ。生活保障しろ」と1時間半にわたって徹底弾劾し、要求書を叩きつけたのです。
そして夕方からはさらに多くの仲間と合流し、反原発☆反失業東京メーデー集会・デモ。「非正規職撤廃!原発なくせ!」の声を街にこだまさせました。
すべての郵政労働者は、誰でも入れる労働組合・郵政非正規ユニオンに合流して、勝利をつかもう!

2012/05/07

5/5稼働原発ゼロに当たっての訴え

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ついに勝ちとった稼働原発ゼロ
さあ、廃炉へ!

★「とめよう」から「なくそう」へ
みなさん! ついにこの日がやってきました! 本日5月5日夜をもって泊原発3号機(北海道電力)が停止、稼働原発ゼロ。3・11から、悔しさや怒りを胸に行動に立ちあがってきた日本中、世界中の闘いの成果です。「とめよう」から「なくそう」へ。私たちの闘いは新しい段階に踏み出しています。「廃炉」への道がどんなに困難でも、希望は闘う中にこそある。廃炉のために必要なことは何か、そして運動の側にどういう質が求められるのか。反原発の闘いの方向性について訴え、改めて闘う決意を固めたいと思います。

★福島と思いを一つに、再稼働を阻止し続けよう
まず許せないのは、政府も電力会社も再稼働を全くあきらめていないことです。私たちは運動の力で再稼働をとめていく力を培っていかなければいけないと思います。そして何より、政府はますます福島の人々の怒りをたたきつぶそうとしている。福島と思いを一つに、再稼働を阻止し続けること。再稼働阻止の署名運動をさらに強化し闘いましょう。

★労働組合こそ反原発の闘いを
今求められているのは、ビキニ事件から始まった日本の反核運動の歴史的な再生です。それは「原子力の平和利用」という、原発の容認と、その表裏の関係にあるアメリカの核の独占政策、日本の核武装に対して、反核運動が立ち向かうことができずに分裂していった歴史を、僕らの挑戦によって乗り越えていくことです。
それは、ひとつに、原発立地で住民が声を上げられる状況を作りだすことです。廃炉にしたら労働者は解雇、こんなことを絶対に許してはならないと思います。被曝を強制し続けてきた電力会社に健康も雇用も一切責任をとらせること。「原発廃炉・解雇反対」で闘うことであり、闘う労働組合を再生し闘うことです。
ふたつに、原発労働者とつながり闘う反原発運動をつくることです。「廃炉作業」において政府・東電は、非正規労働者や被差別部落出身の労働者、在日朝鮮人労働者に差別的に被曝労働を集中し、労働者をボロくずのように使い捨てるあり方を拡大しようとしている。歴史的に見て原発労働は、労働者への戦争であり、労働組合に「非正規労働者の被曝」を認めさせた団結破壊・労働組合破壊の攻撃でした。これに真正面から立ち向かい、原発労働者がともに立ち上がれる運動を作ることに挑戦し、原発を容認してきた反核運動の歴史を乗り越えよう。

★沖縄や被爆者とつながり核と原発なくそう
みっつに、怒り立ち上がり続けてきた沖縄とつながって、核兵器と原発を廃止していく闘いです。基地の集中する沖縄の怒りで、日米安保や世界的な軍事支配が崩れようとしています。沖縄とつながり、闘いましょう。
よっつに、内部被曝の隠ぺいと命をかけて闘ってこられたヒロシマ・ナガサキ、ビキニをはじめとする被爆者の闘いとつながって闘うことです。それは御用学者を生み出してきた大学を根本から変革することともひとつです。

★あらゆる分断をこえて団結を
「絆」、「痛みの分かちあい」、政府の言ううさんくさい言葉の中にあるのは責任逃れです。PAC3配備で排外主義と沖縄差別を行っておいて「絆」? 原発労働者に被曝させて「痛みの分かち合い」? 本当にふざけています。あらゆる分断も弾圧も許さず、団結して闘うことが廃炉への最短の道です。一緒に頑張りましょう!

(行動方針)

☆再稼働反対署名にご協力を☆
①再稼働も新規建設も一切やめて、全原発の停止・廃炉を、②福島の人々と子どもたちの命と生活を守れ、③国と東電は原発事故の全被害を補償せよ、の署名です。
ホームページからダウンロードできます。

☆第二次提出行動 @経産省☆
5月18日に行います。
14:00経産省「脱原発テント」前集合☆
※署名集約は5月13日。NAZEN事務所まで送付を☆

★5・15沖縄闘争ツアー★
◇「復帰」40年5・12沖縄集会
5月12日(土)18:00
那覇市民会館中ホール(沖縄県那覇市寄宮1-2-1)
主催:実行委員会
※国際通りデモ(16時県民広場)をして参加

◇5・15平和とくらしを守る県民大会
5月13日(日)
12:30~
宜野湾海浜公園野外劇場
(宜野湾市真志喜4-2-1)
※写真は昨年の国際通りデモ

★国鉄闘争全国運動6・10全国集会
国鉄分割民営化反対、1047名解雇撤回
新自由主義と闘う労働組合をつくろう!
◇6月10日(日)午後1時(12時半開場)
◇文京シビックホール

★福島診療所基金運動
福島県民をモルモットとして扱う山下俊一・福島県立医大副学長に対抗し、福島の人々や原発労働者が集まり、話しあい、学び、運動を創造できる「いのちのよりどころ」をみんなの力で福島に作ろう。

詳しくは福島診療所建設委員会まで

http://www.clinic-fukushima.jp/◆070-5476-6162
◆呼びかけ 佐藤幸子(NPO法人理事長)、吉田良順(広島高陽第一診療所所長)、渡辺馨(福島県労働組合交流センター代表)他
★郵便振込口座 02200-8-126405 福島診療所建設基金
★銀行口座 福島銀行 本店(110) 普通 1252841
福島診療所建設基金 代表 渡辺 馨
★Paypal clinicfukushima@yahoo.co.jp 
  渡辺馨(福島診療所建設委員会)

NAZEN ブログサイトから転載

2012/05/04

労働運動ニュース第23号を発行しました!

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ちば合同労組・A君を取り戻しました!

初めまして!ちば合同労働組合モリタメディック分会です。

4月12日早朝、突然ですが、分会員のひとりが不当逮捕されました!虚偽の住所を取得した罪…。でもこれ、完全にデッチ上げだったんです。彼は親元から自立するために、手取り10万ちょっとの賃金で少しずつ引越しの準備を進めてました。引越し先のアパートを借りてから、家財道具などをそろえて実際に移り住むまで思いのほか時間がかかってしまった。それが犯罪だっていうんです。冗談キツイぜ~。
彼が拘留中受けてきた拷問とも言うべき取り調べの中で検事は、容疑とは全く関係ない労働組合のことや職場のことを執拗に聞き出そうとしたり、家族にもひどい圧力をかけて彼を脅したりしてきました。結果的に、罪状の中身なんてのは全く関係なく、彼が誇りをかけてやってきた職場での労働運動をつぶすためのデッチ上げ逮捕だったってことがはっきり分かった訳なんですが。
その彼が、4月27日(金)に長い完黙の闘いを経て帰ってきました!同日夜、奪還勝利集会を行いました。
まず最初に、何よりも感激したのは、彼に会う前に電話で話したとき、「Bさんたちは元気ですか」と、職場の同僚のことを心配して聞いてきてくれたことです。キツイ取り調べに耐えるだけでも大変だっただろうに、仲間の身を案じていた彼。これまで、職場闘争にどれだけ本気だったか。そして、今回の逮捕でどれだけ強くなって戻ってきたか…思い知らされました。さすが、信じてついてきた同志だと、胸がいっぱいになりました。
会場に着くと、逮捕前より少し痩せてはいたものの、元気でキラキラとした笑顔の彼がそこにいました。普段から、仕事中も彼と他愛ないおしゃべりをしたりしていて、拘留中はずっとそれもなくて…彼の顔を見てたまらなくなった自分は、気付いたら彼に飛びついていました。
「拷問から帰ってきましたよ~!」と、来る人来る人に声をかける彼。その表情からもやっぱり、彼が今までよりひと回りもふた回りも成長し、強くなって戻ってきたことが伝わってきました。集会では、まず本人から勝利報告がありました。全国からの檄文でがんばれました、ありがとう、と話す彼。成長したんだけれども、決して奢り高ぶることなく謙虚な彼を見ると、いい意味で「ああ、変わってないところもあるんだな」なんて思いました。その後は、家族や救対で動いてくれた仲間、千葉の仲間などが発言しました。彼の帰還を心から喜んで涙する仲間たち。そのほとんどが、自分の身近なひとに彼の逮捕の話を暴露したことで、こんな本末転倒な社会への怒りを共有するきっかけにできたんだ、と話してくれるんです。こんなに嬉しいことは、本当に生まれて初めてです。
色んな形で支えてくださった全国のみなさん、本当にありがとう!そして、この記事で自分たちのような若者がいると知った方、お会いできたときはぜひ声をかけてください!話をしましょう。お互いのこと、職場のこと、今の社会のこと。そうすることが、こんなおかしな逮捕が許されるような社会を変えていく…未来をつくっていく、大きな一歩になると思うから!繋がり、共に生きて行きましょう!

 

労働運動ニュース第23号へのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

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