2012/04/30

団結便り第12号をアップしました

ベストライフ東村山分会のビラ「団結便り第12号」をアップしました。

BL20120430

 

12春闘勝利!
会社は誠実な対応をせよ!

4・25団体交渉報告

4 月25 日、会社側と再度団体交渉を行いました。会社側出席者は、牧施設総務課員、庄司人事課員、代理人の丸山、藤田両弁護士の4 名。菊地勝巳施設総務課長は今回出席しませんでした。
前回の団体交渉で、当組合から会社に要求し、今回回答を求めた内容は以下の通りです。

①今年5 月から導入と言われる「職員にとって魅力ある新給与体系」とは、どのように決まったのか?
②「勤務手当」とは何か?(給与規程のなかで説明が全くない)
③ベースアップ要求(ベストライフでは基本給の昇給)
④現行の特別昇給ではなく、定期昇給の導入を要求する。また、昇給に当たっては、所属長の恣意的な査定を排除すべく、明確な考課基準を明示せよ。

会社側の対応は以下の通り不誠実なものでした。

①「新給与体系」について。会社側は何と今回も「まだできておりません」と回答してきたのです。5月給与から「実施できます」(前回の菊地課長)というのに「取締役会通っていない」「我々下々にはわからないですね」という始末。
組合からは、東村山では、渡辺施設長から4 月2 日に行われた施設長会議報告が「昇給に関して、例えばユニットAならば4 万円アップする」等、の報告が3 日朝の申し送り時に漠然としたものだがあったことを伝えました。会社側出席者は誰もこの施設長会議に参加していない、報告を受けていないのです。このなかでユニット評価について2 月の検証で、東村山に出されたABとはどういう評価なのか?を問いましたが、誰も答えられませんでした。労働者をないがしろにするような不誠実な対応でした。「抗議は帰って経営者に伝える」施設長会議の報告を「確認する」と会社側に確約させました。

②勤務手当について:今回会社側は「人事に確認したところ、平成20(2008)年5 月に通達という形で発表されています。定期昇給の内容の一部、という形で社長名で出している」と回答してきました。しかし会社側は、今回その通達を「施設に出しているから」と称して通達を持参しておらず、内容は確認できませんでした。東村山ではこの通達が回覧に出されていないことを伝え、改めて通達を文書で提示するよう要求しました。会社側ははじめ「確認する」と曖昧な対応をしたが、丸山弁護士「私の責任で、この限りにおいてはここでお約束します」と、通達開示を約束させました。
会社が新給与体系を回答できなかった為、5 月給与が出る前に、次回団体交渉を5 月21 日(予定)に設定しました。加えて撤回しないよう要求しました。尚、③・④は①新給与体系に関わることで、再度追及したいと思います。

不誠実な対応に終始する会社側

5 月から「新給与体系」というのに「まだできていません」という今回の会社側の対応は不誠実です。来月給与体系が変更になるならば、既に労働者に文書を配布し、内容が周知されてしかるべきです。給与体系の変更は、労働者にとって生活がかかった問題であり、それをいまだに明らかにしない会社側は、労働者をないがしろにしていると見ざるをえません。
また会社は、新給与体系について公にできないような、あたかも私的に変更するようなあり方をしていると見ざるをえません。「できていません」と言いつつ、他方で先述の通り、東村山では不明点多いものの、施設長会議で「ユニットA ならば4 万上がる」等、3日朝申し送り時に伝えられているのです。会社側からしても、5 月分の給与から変更するならば、それまでに給与支払いのシステムなど決定していなければできないはずです。また、給与規定、就業規則の改訂を労働基準監督署に提出しなければならないはずです。これは会社側の丸山代理人弁護士ですら言っていました。会社はただちに私達労働組合に対して新給与体系の全体を明らかにすべきです。

労働組合のもとで団結しよう!

先述の施設長会議報告によると、昇給に関して長井社長は「ユニットB以下だったら昇給ナシで良いか?良いと思う人は手を挙げて」という旨のことも言われていました。これが「職員にとって魅力ある新給与体系」なのでしょうか。組合ではあくまでも生活できる賃金をかちとるために今後も追及します。労働者は労働組合という形で団結して初めて会社と対等にたたかえます。まだわずかとはいえ、同紙でお伝えしたことは全て労働組合という形を通してしか切り開くことはできませんでした。また、賃金に加え、職場の様々な労働条件などを変えていくことも重要と思います。ぜひ、どこの施設の方でもご意見お寄せ下さい。労働組合に入って今のあり方かえましょう。


☆反原発・反失業5・1東京メーデー集会&デモ
5 月1日18:30文京区民センター 主催5・1東京メーデー実行委員会

☆さようなら原発1000万人アクション 1000万人が動けばかえられる
5 月5 日 13:00芝公園23号地

2012/04/27

反原発・反失業5・1メーデー

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5月1日(火)18:30~
文京区民センター(集会)

デモ出発20:00

2012/04/26

5月5日は原発ゼロの日

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  • 集会名:原発ゼロの日 さようなら原発5・5(ゴーゴー)集会
  • 日時:5月5日(土)13:00~コンサート、13:30~集会、14:30デモ出発
  • 場所:芝公園23号地
  • 主催:さようなら原発1000万人アクション

【詳細】 http://sayonara-nukes.org/2012/04/55npp_zero/

2012/04/19

千葉合同労組員A君を奪還しよう!

p20120415e-200x111 4.15千葉中央署抗議闘争

A君の勾留理由開示公判が4月20日(金)10時から行われる予定です。20日は勾留期限です。


千葉地裁へ大結集してA君を奪還しよう!

郵政非正規ユニオンNEWS第6号

全国ビラ第6号

関西をはじめ全国で郵政非正規ユニオンの闘いが本格化!
雇い止め解雇撤回、4月からの継続雇用を勝ちとった!

次は5月1日メーデーに結集!
日本郵政本社に春闘要求を!

便局ではたらく皆さん日々の激闘のなかご苦労様です。
連日、職場でのいじめやサービス残業の強制など全国で起きている、さまざまな問題や相談、情報提供が当ユニオンに寄せられました。
赤字の削減という納得のいくはずもない雇い止めで職場の空気はすさみ業務もまわらず、足りない人手の忙しさで毎日疲れきってしまう。
その中でいつ自分が雇い止めになるかも分からない。一方的に突きつけられる「雇い止め予告通知書」に対しての「郵政非正規ユニオン」への連絡と対応で即時に雇い止めを撤回させ。初めて同じ職場で仲間意識が強く生まれるという事が起きています。
その動きが特に強く現れたのは関西地区で、「捺印が薄い」「掲示板のマグネットが床に落ちていた」など注意にも値しない事柄をむりやり指摘して押印させグラフを作り、次回契約更新時での「雇い止めの」理由作りをうなど。
これら常軌を逸した締め付けに対して怒りを爆発させた「ゆうメイト」が決起し、直ちに地域労組が対応。
「団体交渉」を申し入れ雇い止め解雇を撤回させ4月からの雇用継続を勝ち取ったのです。
大量の郵便物が人出不足で配達されることもなく積み重なる中で「先日には支店長が郵便物をシュレッダーにかけて証拠を隠滅!」がTVや新聞、週刊誌でもとりあげられ。
正月の年賀ハガキを社員に強制的に買わせる「自爆営業」や自己負担で購入しなかった社員を「訓練道場」なる看板をつけた個室に監禁し複数人で取り囲んで、暴言を吐く。座らせた椅子を蹴り上げる。
など郵政会社のめちゃくちゃぶりは呆れるばかりです。
それら管理職のパワハラや明らかな企業犯罪・職場の環境改善、指導を行う組織が本来の労働組合の役割です。その役割を放棄し高額な組合費を頂くのが、「JP労組本部」です。
当然ながら「JP労組本部」の彼らが一ゆうメイトの雇用問題や労働環境の健全化の為に動く事はありません。地位保全の為に危険を行わずに無事に退職することを目的化した幹部は政治家となんら変わることがないからです。
「春闘」とは社員の賃金を始めとした様々な意見や希望を集めて会社と意見を交渉し、一年間の労働条件を決める「闘争」です。
今回の「JP労組本部」の「春闘」での「ゆうメイト」の扱いは酷く、一時金一つとっても一般社員は決定。ですがゆうメイトは保留扱い・・。雇い止めについても「不当な雇い止めはしない」でした。
そもそも雇い止めに「正当」も「不当」もなく、暴力事件を起こしたり郵便物を隠すなどよほどの犯罪行為でなければ、働いて暮らしていくしかない労働者にとってはすべて雇い止めはすべて「不当」です。
「郵政非正規ユニオン」は5月1日を世界の労働者の8時間労働制を決定付けた記念日であるメーデーの日に「日本郵政本社」に「非正規ゆうメイト組合」としての「春闘要求書」を突きつけに行動します。

非正規ユニオン春闘要求

2012年度賃金引上げ等に関する要求書(要旨)
1.時給制雇用契約社員の最低賃金を時給1200円とすること。
2.契約雇用社員の時間給を200円引き上げること。
3.サービス残業の強制などを行わないこと。
4.職場でのいじめや職員によるパワーハラスメント的な行為には厳粛に対応すること。
5.スキル評価は公平に行うこと。
6.契約社員の雇い止めについては本人の同意を原則とする事を、就業規則第10条にいれること。

5月1日「郵政非正規ユニオン」のメーデー行動

5月1日メーデー「郵政非正規ユニオン」の行動スケジュール
昼間・郵政本社前にて春闘賃上げ雇い止め撤回申し入れ行動。
夕方・5・1メーデー集会とデモ
(集会夕方6時30分開始 8時デモ出発予定)
会場・文京区民センター
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分
東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
都バス(都02・都02乙・上69・上60)春日駅徒歩2分

2012/04/14

4.15千葉中央署抗議闘争への結集を訴える!

ちば合同労組・モリタ分会のA君の不当逮捕弾劾!
即時奪還を勝ちとれ! 絶対に許さない!
千葉中央署抗議闘争への結集を訴える!

ちば合同労組執行委員会

合同・一般全国協に結集する労組のみなさん。

  A君不当逮捕弾劾・即時奪還へ、この間のみなさんからの連帯行動に感謝します。

4月12日早朝、ちば合同労働組合員のA君が不当逮捕されました。職場に出勤するためにアパートを出た矢先、待ち伏せていた千葉県警の警察官十数人が取り囲み、彼を拘束し、逮捕したのです。

容疑は「電磁的公正証書原本不実記載」。〈転居先に住む意思もないのに虚偽の住所を記した転居先に住民票登録をした〉というのです。

住む意思もないのに虚偽の住所!? 冗談ではありません。A君は手取り10万円ちょっとの非正規雇用の労働者です。住む意思もないなにアパートを借りるお金がどこにあるというのか。そんなことは常識的に分かることです。A君は、家具や家電、炊事道具類を買い揃えるために必死でした。

数年前まで日雇いの派遣労働者だったA君は、同じ世代の若い仲間と一緒に労働組合をつくりました。そして、ようやく派遣社員として働き始めた職場で解雇となりましたが職場の仲間とともに「偽装請負」を告発し、解雇を撤回させました。

その後、A君は職場に復帰して契約社員として約3年働き、低賃金ながら親元から離れてアパートに引っ越し、自立した生活を準備しているところでした。

そもそも警察がA君のアパートから押収した雑誌類の日付には、1月から4月の日付が入っています。はからずも彼が住んでいることを示しているのです。

A君をただちに取り戻そう!

A君は不当逮捕への怒りをたぎらせて、完全黙秘・非転向で闘っています。

「モリタメディックにおける偽装請負を暴露弾劾し、解雇撤回・職場復帰を勝ち取った闘いは、雇い止め解雇を撤回させたことに止まらず、有期労働契約そのものを粉砕し、雇用期限の定めのない労働契約を資本に強制させる画期的地平を切り開きました。派遣労働と有期労働契約という二重の非正規性は実は偽装請負だったということを闘いの中で暴露・弾劾してきたのです。A君の闘いの勝利は全国の非正規雇用の労働者を鼓舞激励する決定的な位置を持った闘いです。資本と権力はそういう階級性と非和解的闘いの質を持つ「ちば合同労組」の闘いに恐怖したのです」(合同・一般労組全国協議会事務局長の小泉義秀さんの緊急声明から)

A君を激励すると同時に一刻も早く奪還するために、A君が勾留されている千葉中央署を徹底弾劾したいと思います。みなさんの結集をよろしくお願いします。

日時:4月15日(日)11時~千葉中央署(千葉市中央区中央港1-13-1)
集合場所:港公園(千葉市中央区千葉港6 市役所と千葉みなと駅の間にあります)
10時45分
最寄駅:千葉みなと駅(千葉モノレール、JR京葉線) 市役所前駅(千葉モノレール)

アピールへのリンク

合同・一般労働組合全国協議会サイトへのリンク

2012/04/13

A君の不当逮捕弾劾!即時奪還を!

緊急声明!

不当逮捕弾劾! 即時奪還を!

2012年4月12日 合同・一般労働組合全国協議会事務局長 小泉義秀

本日午前6時45分、ちば合同労組・モリタ分会のA君が不当逮捕されました。容疑は「電磁的公正証書原本不実記載」です。彼は今、千葉中央署に勾留中です。

A君は、派遣先のモリタメディックで偽装請負を暴露・弾劾し、解雇撤回を勝ち取り、ちば合同労組モリタ分会を結成し、非正規職撤廃の先頭で闘いぬいてきた青年労働者です。今回の弾圧は郵政非正規ユニオン、西部ユニオン鈴木コンクリート分会を先頭とする合同・一般労働組合全国協議会傘下の合同・一般労働組合全国協の闘いに対する不当な弾圧です。

A君のモリタメディックにおける偽装請負を暴露弾劾し、解雇撤回・職場復帰を勝ち取った闘いは、雇い止め解雇を撤回させたことに止まらず、有期労働契約そのものを粉砕し、雇用期限の定めのない労働契約を資本に強制させる画期的地平を切り開きました。派遣労働と有期労働契約という二重の非正規性は実は偽装請負だったということを闘いの中で暴露・弾劾してきたのです。A君の闘いの勝利は全国の非正規雇用の労働者を鼓舞激励する決定的な位置を持った闘いです。資本と権力はそういう階級性と非和解的闘いの質を持つ「ちば合同労組」の闘いに恐怖したのです。

今回の弾圧は3・11の爆発と動労千葉と固く連帯して闘い抜く6・10に向かう青年労働者、特に非正規職撤廃闘争を闘い抜く青年の決起を恐れたデタラメな弾圧です。合同・一般労働組合全国協議会はこのような不当な弾圧を絶対に許しません。A君の即時奪還を勝ち取るために全国の仲間と固く連帯して全力で闘い抜きます。

声明へのリンク

合同・一般労働組合全国協議会サイトから転載

労働運動ニュース第21号を発行しました!

News21

労働運動ニュース第21号へのリンク

2012/04/12

東京高裁の再審請求棄却を弾劾する

星野さんは無実! 直ちに異議申立

星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議

3月30日、東京高裁第11刑事部(若原正樹裁判長)は、2009年11月27日に星野文昭さんが行った第2次再審請求を棄却しました。こんな暴挙をどうして許せるでしょうか。わき上がる怒りを抑えることが出来ません。星野さんと再審弁護団は4月3日、怒りに燃えて異議申し立てを行いました。

むき出しの国家暴力を許すな

第2次再審請求書と補充書(1)(2)(3)によって星野さんの無実は徹底的に明らかにされています。無実の星野さんへの検察官・国家権力による許し難いでっち上げは、具体的に暴露され、完膚無きまでに粉砕されています。東京高裁・若原裁判長は、検察官の側に立ちきって、真実の追求はおろか、「公平さ」の建前もかなぐり捨てて、「あくまでも星野は出さない」とむき出しの暴力を振るってきたのです。
無実の星野さんはすでに獄中37年! この間、家族も、自由も、権利もうばわれ、社会的諸関係の一切も切断されてきたのです。こんな現実は、もはや1日たりとも認めることは出来ません。不正着極まりない、東京高裁の暴挙を絶対に許すことは出来ません。
星野さんの怒りを胸に、今こそ星野さん解放へ、社会に渦巻く「反原発・反失業、生きさせろ!」の怒りと結びつき、総力で闘いましょう。
今回の「棄却決定書」は、第1次再審請求の最高裁特別抗告棄却決定(2008年)と、昨年3月の検察官「意見書」のウソとペテンの主張をなぞった上で、でっち上げ「供述調書」のウソを、心理学的に証明した『厳島鑑定書』を口を極めて非難しています。

捜査官のでっち上げを容認!

あろうことか、そこで若原裁判長は「捜査官による誘導もそれが不当なものでない限り有効な記憶喚起の方法になる」と、完全に居直っています。警察官や検察官が行う「記憶喚起」という誘導がウソの供述を引き出し、どれほどの冤罪を生んできたか、百も承知でこんな主張をしているのです。
さすがの若原裁判長も、殴打者と星野さんの服装の色の違いを否定することはできません。「Krの供述は、請求人(星野さん)の服装の色がきつね色であったとする点で誤りを含んでいる」としぶしぶ認めます。その直後に、Krは声で星野さんを識別できたと、強弁するのです。しかしながら、色の違いは、単なる部分的間違いではありません。
Kr証人は、闘争当日、星野さんと初めて会いました。そして、服装の色を根拠に、「顔は見ていないが、星野さんだと思った」と供述しています。この根拠が崩れれば、Kr供述全体が崩れるのです。棄却決定のすべてが、真実の蹂躙の上に成り立っています。
こんなでたらめな決定によって、星野さんがなお無期懲役の日々を強制されることに、はらわたが煮えたぎる憤りを覚えます。
私たちの闘いを全国で大発展させ、必ず、星野文昭さんを取り戻そう。

▼抗議先 東京都千代田区霞が関 1-1-4 東京高等裁判所第11刑事部
▼激励先 徳島市入田町大久 200-1 星野文昭様

2012/04/05

郵政非正規ユニオンNEWS第5号

全国ビラ第5号

 

非正期労働者の連帯、決起の陣形が整いつつある!
郵便局全国一斉ビラいれ。
郵政非正規ユニオンの知名度が急上昇!

不当解雇撤回をたたかう非正規労働者組合「鈴コン分会」が劇的な勝利!
東京地裁が「雇い止め解雇は合理性がない」と決定!仮払いで900万円!

郵便局ではたらく皆さん日々の激闘のなかご苦労様です。
3月末のゆうメイトの雇い止めの最中「郵政非正規ユニオン」と同じく「非正規労働者」による新しい労働組合の闘いを繰り広げている「東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会」が劇的な勝利を勝ち取りました。
鈴コン分会は期間雇用契約を20年間繰り返し正規社員にはしないという形態を取り、その状況に反発する非正規社員で「組合を結成!」
街頭で会社の不正を暴露したことを理由に名誉毀損であると一方的な解雇を通告され、東京地裁に申し立て。それと同時に共闘関係にある労働組合がJR「浮間舟渡駅」を拠点にいっせいに一ヶ月連続の反撃を開始。街宣、ビラまき、会社に対しての抗議行動を実施。
東京地裁もあまりの会社側の一方的な解雇は不当であるとして本裁判まで、不当解雇を受けた3人の組合員に仮払い1年合計「約900万円」の支払いを命じました。
非正規労働者の労働争議はこれまでに判例も少なく、地裁による「仮払い」はありえない、というのが常識でした。こうした事態を打ち破ったのは「郵政非正規ユニオン」の登場や正規社員ではない労働者によるストライキやデモなどが常識として認知されつつあり、原発反対を合図に6万人を動員してのデモを「労働組合」と「市民団体」によって成す事が出来ることを示され、裁判所も対応が出来ないという状況に陥ったからです。

前号で取り上げた「特別報奨金」の正体が判明!
JP労組と社長を糾弾する郵政本社・郵貯・簡保からの不満と脱退が続発!

3月突然出てきた「特別報奨金」正規社員一律0・2ヶ月、総額で「79億円」支給の正体をつかむことができました。
『週刊ダイヤモンド』をはじめとしたマスメディア各社も報道している通り、経営が著しく改善したと称して、正規社員のみに「特別報奨金」が支給されました。その正体は、経営の改善など全く行われていないにもかかわらず、、昨年ボーナスの平均50万円減額に対し郵政本社をはじめ郵貯、簡保のJP労組員の大量脱退という事態に見舞われたJP労組中央を救済するために、非正規社員4万6千人の解雇首切りで作り出した血の出るような資金を正規社員のみに支給したのです。
「郵貯」「簡保」社員の「業績を伸ばしている我々がなぜ50万円減額の巻きぞえになるのか!」との批判が爆発し、郵政本社から大量の「JP労組からの脱退」と同時に「郵政に見切りをつけた幹部の一般企業への転職」の影響で組合本部が悲鳴をあげて経営に泣きついたのです。

静岡で支店長らが郵便物を廃棄し懲戒解雇!

これまた揺れる郵政がマスメディアの追撃を受け「毎日新聞3月29日号」に掲載された。「未配達隠し郵便物をシュレッダーに」でした。
普通郵便・集配課で問題になっている、郵便物の未配達や計画欠区問題がついに報道され、静岡県三島支店で未配達であった郵便物100通を支店長ら上司7人がシュレッダーで処分。
この事態が住民からの通報と「処分の対象となった社員」の告訴を恐れた当局の暴挙がキャッチされTV報道となったものでした。
昨年から始まる赤字穴埋めのための無謀ともいえる期間雇用社員の雇い止め。正規社員の一時金カットに続く「年賀はがきの強制ノルマ」に目を光らせていた「労動基準監督署」や「マスメディア」が張り付き報道。
郵政のイメージダウンを防ぎたい経営当局や現場責任者の情報隠蔽工作が度をこしたゆえの今回の事件であるのは明白です。
郵便物を配達するのが仕事の郵便局でお客さんの手紙を届けられずにシュレッダーにかけてしまう。
いかに人件費削減で業務がまわらないとはいえ、一社員ではなく「支店長をはじめとする役職者がこの行為を行い、誤魔化しきることでしか成り立たない」
いよいよ郵政社長・齋藤・鍋倉の言うがままの御用組合である「JP労組本部」も、あまりにめちゃくちゃな経営にどうすることも出来ない・・という情けない姿があらわになっているということです。
普通に仕事をすること。郵政を正常に戻すことその意義が「郵政非正規ユニオン」の務めとなったということであると思います。

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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