2012/07/31

こんどは国会正門前を埋め尽くす!

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7月29日(日)、「首都圏反原発連合」などの呼びかけで、再稼働撤回、原発反対の「国会包囲行動」が行われました。そして、やりました! 今度は、国会正門前の大通りを「占拠」しての抗議行動に発展しました!
写真上:【撮影:広河隆一】 or 【(cc)Ryuichi HIROKAWA】
「正しい報道ヘリの会」より。http://fotgazet.com/news/000236.html続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2012/07/30

2012/07/29

6.29動労千葉鉄建公団訴訟判決について葉山弁護士

6月29日、東京地裁民事11部・白石哲裁判長は、動労千葉組合員12名が一旦はJRへの採用候補者名簿に登載されていたにもかかわらず、急遽、名簿から削除されたことについて、「国鉄が、不当な目的・動機に基づいて名簿不記載基準を策定したことは、国鉄に与えられた裁量権の逸脱ないし濫用にあたり、動労千葉組合員をJR東日本の採用候補者名簿に記載しなかったことは不法行為」と、国鉄の不当労働行為を認定した。

デイリーモーション・サイトから転載

2012/07/28

オスプレイ配備を許さない!岩国現地に行ってきました!

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7月23日(月)の早朝7時、「オスプレイ陸揚げ・配備阻止! 7.23岩国現地大行動」に参加しました。
広島県連絡会、岡山県連絡会、8・6ヒロシマ大行動の仲間は、未明からの陸揚げ開始と言われる中、早朝出発し、7時からの抗議行動から参加しました。緊急の呼びかけにもかかわらず、既に、岩国地元はもとより、全国から結集した労働組合や反戦運動をたたかう人たちが、米軍基地の対岸になる小津町の岸壁に多数集まっていました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2012/07/25

7.20(金)も首相官邸を9万人で包囲しました!

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今朝、「百万人署名運動全国通信」8月号を入稿しました!(ホッ) その6面で「オスプレイ沖縄配備・全国展開を許すな!」の記事を掲載しましたが、23日朝、ついにオスプレイ12機を載せた民間貨物船が米軍岩国基地に到着、陸揚げ作業を強行しました。許せません!9月には普天間基地に飛行し、10月初旬から本格運用する方針だと報じています。圧倒的多くの反対の声を無視して野田政権もこれを容認、これが日米安保の実態です。沖縄、山口・岩国現地での抗議行動に連帯して、オスプレイ配備反対の声を全国で挙げていきましょう!【続く…


●7.29脱原発国会大包囲
とき◆7月29日(日)午後3時30分~集会開始、4時30分~デモ
ところ◆日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)
*午後7時~国会包囲(集会・キャンドル・チェーン)
主催◆首都圏反原発連合
協力◆さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会ほか

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

よみがえれ!反核運動★8・5NAZEN結成一周年集会inHIROSHIMA→8・6野田弾劾デモ!

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●8月5日(日)16時~ NAZEN結成一周年集会
広島市東区民センター

●8月6日(月)7:30~ 集会・デモ
原爆ドーム前

2012/07/22

郵政非正規ユニオンNEWS第11号

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郵政非正規ユニオン結成一周年!
全組合員の団結守りぬき、第二回大会をかちとったぞ!
次は、8月5日郵政非正規ユニオン全国協議会結成へ!

7月1日、東京都内で郵政非正規ユニオン第二回定期大会を開催し、1年間の激闘で団結を守りぬいたたたかいの地平をたたえあいました。大会には闘いを支えてきた多くの仲間が参加、「非正規労働者が組合をつくって闘えることを存分に示した」(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会)、「俺たちは連合中央に支配されたままの労働者ではないことを自分の職場から示したい」(労組交流センター全逓労働者部会)など、闘いの地平と決意を語りました。全国からも連帯のメッセージが多く寄せられました。
議案を提起した齋藤委員長は「この一年間、東京多摩支店や郵政本社への連日の抗議行動やストライキ、支店との団体交渉や労働委員会闘争、さらに郵政本社への春闘行動などをやり抜き、一人の脱退者も出さずに第二回大会を開くことができた。1?2年でけりをつけるような勢いで勝負しよう」と語りました。
昨年東京多摩支店で旗揚げした私たち郵政非正規の闘いが、東京はもちろん全国各地に広がり、仲間たちが立ちあがっているのです。8月5日には広島の地で全国協議会を結成します。いよいよ日本全国で郵政労働者の団結したたたかいをつくるときです。
雇い止め解雇を絶対に許さず、パワハラ、営業ノルマ・自爆、前超の強要、等々、職場ののあらゆる理不尽に、現場から反撃していこう。非正規ユニオンの闘いをあらゆる職場に広げよう!

8・6ヒロシマ大行動

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●8月5日(日)
16:00 広島市東区民文化センターホール すべての原発いますぐなくそう! 全国会議(NAZEN)結成1周年集会
●8月6日(月)
7:30 原爆ドーム前 核と原発をなくせ! ヒロシマ・アピール集会
8:20 原爆ドーム前→中電前 野田首相弾劾・中国電力包囲デモ
12:30 8・6ヒロシマ大行動大集会 広島県立総合体育館小アリーナ
15:00 8・6ヒロシマ大行進 紙屋町→八丁堀→本通り→資料館前

ビラへのリンク

2012/07/20

7.28NAZEN吉祥寺結成集会

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7月28日(土)
武蔵野公会堂 第1・第2会議室
18:00~ ワークショップ
19:00~ お話と結成集会
※交流会もあります!

ビラへのリンク

Tシャツ屋さんで診療所グッズが取り上げられました☆

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NAZENサイトから転載

2012/07/19

団結便り第15号をアップしました

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会社は全ての労働者の未払い残業代を支払え

7月9日団体交渉報告

7月9日、会社側と春闘要求に関する団体交渉を行いました。その回答は、以下の通り、「全てゼロ回答」という全く不誠実なものであり、会社に対し、強く抗議するものです。

1、基本給の昇給
組合要求: 全従業員一律10000 円のアップを要求する。
会社回答: 当社では、様々な職員がいる中で、一律に昇給を行うことはしておりません。
2、残業代支払い
組合要求: 高見組合員をはじめ、多くの残業代が支払われていない現状がある。ついては、全従業員のタイムカードを提出せよ。
会社回答:多くの残業代が支払われていない現状があることは否認します。当社には当社保有資料を提出する法的義務はありません。
3、 組合要求:介護職員処遇改善加算は国の税金である。査定でなく一律で支給せよ。
会社回答:厚生労働省の指針により、賃金改善の方法は事業者の判断に委ねられていることから、応じかねます。
4、 組合要求:年次有給休暇を取得できるだけの人員配置をおこなうこと
会社回答:高見仁志氏の所属するベストライフ東村山においては、年次有給休暇を取得できるだけの人員配置となっております。

1について: 基本給の昇給(ベースアップ)は「ゼロ回答」と不誠実な回答でした。認めることはできません。例えばヘルパー2級ならばずっと、基本給14万5千円で何十年も続けろということになってしまいます。
そもそも2009年、会社はユニット制を強行するにあたり、「居室担当制(ユニット制)」についてで、『現在、介護業界は「賃金が少ない」「将来が不安である」等々、このようなご意見が多数あり、心ある方々が「生活が厳しいから」という理由で退職して行くこの現状をどう打破していくかが重要な事項であるのではないでしょうか』と言っていました。しかしその直後、基本給の「昇給据え置き」を発表してきたのです。そして今回基本給の昇給を行わないとは、結局会社は労働者の生活がどうなろうが、会社が儲かりさえすれば良い、と言っているのも同然です。絶対に認めることはできません。徹底的に追及し続けていきましょう。

2について: 残業代未払いについての回答は、居直りそのものであり、強く抗議します。今回、これまでの全労働者のタイムカードの開示を拒否しました。これは会社が残業代未払い問題をうやむやに、あわよくば時効にしようとしている事に他なりません。そもそも残業がしたいわけではないです。ユニット制強行で労働者を減らし、負担を増やした会社側の問題です。改めて、労働者の増員、未払い賃金の支払いを要求していきます。

3について: 改めて、介護職員処遇改善加算は介護労働者の賃金改善のためのものです。本来、介護職員処遇改善交付金が出される時点で、介護職員が低賃金で離職率が高い、から賃金を改善させるのがこれらの金の目的のはずです。

4について:実態的に、東村山では希望の休日指定を、有休含めて月2回、と言われているのです。月一回と言われかけたこともあります。希望の休日、有休が多いとシフトが組めないほど、労働者が少ないことが問題ではないでしょうか。今回会社に対して、職員の有休消化率を把握しているかを問うたところ、答えることができませんでした。これで「足りている」とはよく言えたものです。労働者が全ての有休を所得できるよう会社を追及していきます。

今回会社側の回答は全てゼロと不誠実なものでした。組合は改めて再考を強く要求しました。労働者の生活がどうなろうと構わないという姿勢です。日々私たち労働者が感じるのは会社が「働かせてやっているのだから言うこと聞け」という感じではないでしょうか。東村山でも返事は「はい」と大きな声でいうことを強要したりいつも誰かが怒鳴られていたり恐怖支配が続いています。この間でも4人の労働者が職場を去っています。このような状況を打ち破るには労働者の団結が必要です。労働組合に集まり団結しましょう。重ねて他の施設の方からも是非声をお寄せ下さい。特に会社に嫌がらせを受けた方、連絡を下さい。現場は違っても力を合わせましょう。


7・16さようなら原発10万人集会(代々木公園)に、
これまで最高の17万人が結集!!

野田政権の大飯原発再稼働強行に反対!7月16日、全国から代々木公園に労働組合などを中心に17万人が集まりました。広い会場にも人が入りきらず、外まであふれ出るほど続々と集まりました。集会後はデモ行進を行い、沿道から「そうだ!」と手を振る人も多かったです。
政府がどれだけ力づくで原発を強行しようとも労働者は絶対に許さないということを示したと感じました。力をあわせて原発をなくしていきましょう。

2012/07/18

原発なくせ!7.16代々木公園に17万人集う

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「さようなら原発10万人集会」には全国から老若男女・子どもたち17万人もの人々が参加し、歴史的な反原発集会となりました。いつも集会会場となる①「イベント広場」+②それよりずっと広い「サッカー場」+③渋谷方向に抜けるケヤキ並木道+④陸上競技場前広場+⑤原宿駅~代々木公園駅方向に続く大きな道路+⑥その道路にかかる2つの横断陸橋が、人、人、人で埋め尽くされたのです!!【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2012/07/16

集まろう10万人!さよなら原発10万人集会

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とき◆7月16日(月・海の日)メインステージ12時15分~、サブステージ11時~/13時30分~パレード出発予定(市民団体は原宿~明治公園コースです)
ところ◆代々木公園イベント広場・ケヤキ並木・サッカー場、原宿~代々木公園道路
呼びかけ人◆さようなら原発1000万人市民の会(内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井喬、鶴見俊輔)

2012/07/08

外注化阻止ニュース一覧

動労千葉を支援する会発行の「外注化阻止ニュース」一覧を作成しました。
10.1検修業務全面外注化阻止決戦へ向けた、宣伝・組織化の武器としてご活用下さい。
ウェブブラウザーの「お気に入り」や「ブックマーク」に登録することをお薦めします。

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9

7.6首相官邸前大デモに15万人!

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7月6日、金曜日、小雨。首相官邸前デモに行ってきました。60年安保以来と言われるほどの大結集となった6.29デモから1週間、直後の大飯原発の再稼働強行に対する民衆の大きな怒りが再度の首相官邸前大デモを実現しました。主催者発表15万人!
あいにくの雨にもかかわらず、とにかく続々と人々が集まってくるのです。首相官邸前から地下鉄霞ヶ関駅まで人波は続いていたとのことです。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2012/07/05

7月1日、郵政非正規ユニオン結成1周年

第2回大会の成功かちとり、東京協議会を結成!

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第二回大会を開催

私たち郵政非正規ユニオンは、7月1日に第二回大会をかちとるとともに、支援してくれた多くの仲間の参加で郵政非正規ユニオンを支える会の報告と交流の集会をもつことができました。昨年6月の組合結成から一年がたち、新たに加入した新組合員の仲間とともに「ついに自分たちもここまできたか!」という万感の思いです。

大会の最前列には結成時からの組合員が齋藤裕介委員長を中心に並んで座り、これと向きあうように新組合員や傍聴の仲間が座りました。来賓として、合同・一般労働組合全国協議会の小泉さん、全国労組交流センターと全逓労働者部会を代表して星野さん、ス労自主の中西さんからのあいさつをうけました。鈴木コンクリート分会をはじめ闘う非正規の仲間が多数かけつけてくれました。

大会には動労千葉をはじめ、ともに闘う労働組合から連帯のメッセージがよせられました。国鉄闘争を軸に新自由主義と闘う陣形があり、私たちもその一角をしめていることを、あらためて実感するものです。とりわけ関西合同労組郵政非正規部会と広島連帯ユニオン郵政支部からのメッセージには、満場の拍手がわきました。東京多摩で旗揚げした私たち郵政非正規の闘いが、東京はもちろん全国各地に広がり、仲間たちが相呼応して立ちあがっているのです。これに大いに勇気づけられました。

激闘につぐ激闘の一年間、郵政資本の非道に怒りをたぎらせ、連日の抗議行動、デモそしてストライキ、会社との団体交渉や労働委員会などで闘ってきました。「我こそ労働者! 社会を動かす主人公は労働者だ! 非正規をなめんなよ!」と声をあげ闘いぬいてきました。郵政本社交渉を実現したことでは、労働組合はこういうこともできるんだと実感しました。苦しかったけれど、着実に前進し仲間を増やしている手応えを感じる闘いの日々でした。

東京協議会を結成

そうした思いをこめて齋藤委員長が、総括、方針、決算・予算、役員体制そして郵政非正規ユニオン東京協議会結成という5本の議案を報告提起しました。これに応えるように、東京各地区の組合員が発言に立ちました。みんな新組合員、郵政非正規ユニオン旗揚げを知って、その旗のもとに馳せ参じた仲間たちです。各地での闘いと組織化の様子が報告されました。思いは一つです。郵政非正規ユニオンを、もっともっと拡大して郵政資本に一泡も二泡も食らわせてやる! 非正規の首を切って、ただですむと思うなよ!ということです。

こうして郵政非正規ユニオン東京協議会の結成を宣言しました。つぎは全国組織の立ちあげです。郵政非正規ユニオン全国協議会の結成へ向かう方針を確認したのです。私たちは、全国の郵政非正規の仲間たちに呼びかけます。ともに全国協議会をつくろう!

合同・一般労働組合全国協議会サイトから転載

2012/07/02

すばらしい!首相官邸に続く人波、押し寄せる再稼動反対のコールのうねり

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6月29日金曜日、午後6時前、首相官邸前に行くとすでに人々がたくさん集まっていた。記者会館側だけではなく国会議事堂側の歩道にも人々が並んでいる。今日は10万人になるかもしれないという予感。この日の「夕刊ゲンダイ」の一面見出しはすでに「10万人官邸包囲」となっていた!
そして、実際に10万人を大きく超える人々が首相官邸に向かった。主催者発表は20万人!【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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