2013/12/28

12/27 韓国大使館へ抗議申しいれ行動

 一、民主労総本部に対する公権力の投入と暴力的破壊行為を直ちに謝罪せよ!労働組合への破壊と労働者の権利圧殺を直ちにやめよ!
 二、韓国鉄道労組幹部への逮捕令状を撤回し、組合員に対する懲戒処分の一切を直ちに中止し、撤回せよ!暴力によるストライキの圧殺を直ちに停止せよ!
 三、広範な反対の声を無視し、ペテンを弄してKTXの民営化をあくまで推し進めようとする一切の策動を中止せよ!
http://www.doro-chiba.org/index.html


 動労千葉と労組交流センターなど各団体が2013年12月27日、韓国大使館に対して緊急の申し入れ行動を行った。12月9日から無期限ストに突入した韓国鉄道労組との連帯をかけた闘いだ。緊急闘争にもかかわらず約60人が韓国大使館前に集まり、申し入れを貫徹した。
 メッセージボードや旗をもった60人が韓国大使館を抱囲し、「KTX民営化反対」「鉄道労組のストライキ支持」「パククネ政権は労組への弾圧をやめろ」「逮捕された組合員をただちに釈放しろ」などのシュプレヒコールが周辺にこだました。
パククネ政権は、KTX(高速鉄道)の民営化を切り口に韓国の全社会を民営化と外注化、非正規職化で覆い尽くそうとしている。韓国労働者階級は、極限的新自由主義の突破口を開こうとするパククネ政権との全面的な対決に入っているのだ。
 韓国民主労総は、パク政権の退陣を要求してゼネストを宣言した。全世界からパク政権の労組弾圧への抗議と民主労総への連帯の声と行動を集中しよう。


動労千葉サイトから転載

2013/12/25

NAZEN通信8号! 3・11郡山へ 椎名千恵子さんインタビューなど

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☆3・11郡山へ 椎名千恵子さんインタビュー & 呼びかけ文
☆ルポ 秘密保護法反対の現場
☆労働組合が立ち上がる韓国にいってきました
☆全国からの投稿 えひめ 北陸 ぐんま
☆カンパと年会費のお願い

ニュースへのリンク

2013/12/24

再稼働反対!12.22年内トドメの大抗議!

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官邸前金曜日行動を主催している「首都圏反原発連合(反原連)」が呼びかけて、22日(日)、「再稼働反対☆国会大包囲」が行われました。午後1時~2時まで日比谷野音での集会、その後、移動して国会大包囲。さらに、官邸前と国会前で5時まで抗議行動が続けられ、のべ1万5000人が参加しました。

日比谷野音での集会で主催者挨拶に立ったミサオ・レッドウルフさんは、安倍政権は原発を「重要なベース電源」と位置づけるエネルギー基本計画を年明けにも閣議決定して前政権の「2030年代原発ゼロ」方針を撤回しようとしている。断固反対の大きなNO!を突きつけよう!と呼びかけました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2013/12/18

2013年12月一時金号をアップしました

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世間並みの一時金がほしい!

一体社長ら経営陣はいくらもらっているのか? エリア長はいくらもらっているのか? 施設長はいくらもらっているのか?
ベストライフの一時金(会社は「賞与」と呼ぶ)支給日が20日と発表されましたが、 産業労働局発表の東京都内の11 月21 日付の年末一時金平均妥結額は、717、677円です。38、5歳の平均賃金319、394円の2.25カ月分に相当します。
私たちは一体いくらもらってきたのでしょうか?とてもこのような金額はもらっていません。会社は少なくとも世間並みの一時金を出すべきです。

一時金はみんな必要だ!

そもそも一時金は生活費です。「考課」に関係なく支払われるべきものです。ローンでは一時金が組み込まれています。会社は「考課」によって恣意的に労働者をバラバラにしています。例えば夏期の一時金では87、000 円、手取りで7 万と少しだった労働者がいました。会社は全てのベストライフ労働者に世間並みの一時金を支払うべきです。

労働組合のもと力を合わせよう

賃金を世間並みにしましょう。そのためには労働組合が必要です。上記の平均妥結額71
万円超も、労働組合があったから出た金額です。
来年4 月から増税が強行されます。一方で企業には「賃上げの為」減税となります。14春闘に向かって力を合わせて頑張りましょう。

一時金について不満をお持ちの方は、是非お寄せ下さい。

 

ビラへのリンク

2013/12/17

12.13金曜日、民衆の不屈の意志が安倍政権を突き刺す

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12月13日金曜日の夕方~夜、文科省前、首相官邸前、議員会館前、国会正門前には学生・市民、そして労働者が各地から集まり、「諦めないぞ!」、「許さないぞ!」、「たたかいを続けるぞ!」と、安倍首相・与党議員に叩きつけました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2013/12/14

憲法改悪反対労組声明

2013年11月3日
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合港合同
国鉄千葉動力車労働組合

戦後60 数年にわたって阻んできた改憲と戦争への衝動が安倍政権の手によって解き放たれようとしている。内閣法制局長官をすげ替えて憲法解釈がクーデター的に変更されようとしている。集団的自衛権を容認し、武器輸出三原則を見直して世界中に自衛隊を派兵し、武器を輸出できるようにしようというのだ。特定秘密保護法を制定し、公務員やマスコミを「懲役10 年」の恐怖で沈黙せさようというのだ。「新たな戦前」が始まろうとしている。かつて歩んでしまったアジア諸国への侵略戦争と敗戦。その深い反省のなかで制定されたはずの憲法はふみにじられ、新たな戦争への歯止めが外れようとしている。
自民党が発表した改憲草案は、戦争放棄を定めた9条を「戦争条項」に180 度変貌させてしまっている。「国防軍を保持する」「自衛権の発動は妨げない」「国は、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない」というのだ。「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」「基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」とうたわれた前文や97 条は偏狭なナショナリズムに書き替えられ、「天皇は元首」と明記されている。「秩序を害することを目的として結社することは認められない」と、結社・言論・表現の自由、基本的人権、労働基本権が根本的に否定され、すべての権利を停止することができる「国家緊急事態権」も盛り込まれている。
戦争が至るところで増殖している。沖縄では日米安保体制と米軍基地の再編強化が進んでいる。国家主義や排外主義、領土問題が洪水のように煽られ、憎悪と恐怖が時代の精神になろうとしている。
戦後政治を支配した自民党の一貫した立場は、「自主憲法」を制定し、再び独自の軍事大国として登場したいということであった。だから、「憲法改悪反対」は日本の労働運動にとって全ての闘いの土台をなす最も重要な課題であった。
しかし、総評・社会党の解散と労働運動のとめどない後退が事態を一変させた。「戦争反対」の原点は忘れ去られ、労働運動の中からも改憲を容認する部分が生まれてきたのだ。われわれは歴史から学んできたはずであった。しかし、支配の危機につき動かされ、国益と結びついた戦争への衝動が現実化したとたんに、それまでは戦争に反対してきた者が挙国一致と戦争の支持者に転落していった歴史が再び繰り返されようとしている。
始まりは国鉄分割・民営化だった。中曽根元首相は、その狙いを「国労をつぶし、総評・社会党をつぶすことを明確に意識してやった」「行革でお座敷をきれいにして、立派な憲法を床の間に安置することが目的だった」と語っている。今こそその流れを断ち切り、労働者の団結した力をとり戻さなければならない。
外への戦争の野望は内に向けた労働者への戦争とひとつのものだ。政治反動と表裏一体で貧困と格差が蔓延し、雇用、社会保障制度、教育、医療等、生きる権利そのものへの激しい破壊攻撃が加えられている。
福島では、これまで人類が経験したことのない大規模な放射能汚染が拡大し、打つ手すらない危機が進行しているというのに、この国の政府は、原発マフィアの利益のために、「全てはコントロールされており安全」という虚言で真実を覆い隠し、200 万県民を見殺しにしようとしている。
われわれは歴史の大きな分岐点に立っている。憲法改悪を許してはいけない。戦争への道を阻止しなければいけない。戦争反対の闘いが、労働運動の重要な課題となっている。それは平和を求める労働者の特別の任務だ。その闘いはどんな困難を伴おうとやりとげなければいけない課題だ。なぜなら、労働者の団結した闘いこそが歴史を動かし、社会を変革する力だからだ。労働者の闘いこそが戦争を止める力だ。
生きることそのものを奪われた怒りの声が積みあがっている。時代への危機感が満ち溢れようとしている。われわれは、アジア-世界の民衆と連帯し、力を合わせて憲法改悪反対の闘いに立ち上がる。平和のための特別の任務として戦争につながる全てに反対する。その声を広げるために全力で努力する。
未来への希望を自らの手で築きあげるために二度と過ちは繰り返さない。

声明へのリンク

合同・一般労組全国協議会サイトから転載

2013/12/09

安倍打倒の嵐はやまない!

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12月6日(金)、特定秘密保護法案の成立を許さない声は、深夜まで国会周辺に鳴り響きました。採決された午後11時頃にも数千~万という人々が国会周辺で怒りの声を上げ続けました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

労働運動ニュース第55号を発行しました!

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2013/12/07

「特定秘密保護法」を許すな!参議院採決強行弾劾!

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特定秘密保護法は、12月6日23:30頃、採決が強行され「可決」されました。だれしもがとても悔しい思いです。
しかし、安倍の改憲攻撃の第一弾は、4万人もの国会包囲の中で、前代未聞の暴挙を重ねる中で辛うじて強行されました。
闘いの手綱を緩めることなく、あらゆる職場に闘う労働組合をつくり出し、安倍政権打倒を目指し着実に前進していきましょう。

動労千葉を支援する会

2013/12/06

5日の成立を阻止!!!

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写真速報です。12月5日の国会行動は夜11時まで闘われ、その日の秘密保護法成立を阻止しました! 約1000人が最後まで残って闘いました。夕方には1万5000人が国会周辺で声をあげたそうです。
あす6日は午後1時から本会議が再開です。正午、国会前(参議院議員会館前)に集まり、怒りの闘いを! そして夕方5時、日比谷野音・日比谷公園に大結集し、集会デモを全力で闘いましょう!!!【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2013/12/05

5000人を超える人々が国会を包囲!!!

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写真速報です。12月4日(水)の正午、5000人以上の参加で国会包囲行動(ヒューマンチェーン)が闘われました。平日の昼間にもかかわらず、この大規模な結集です。秘密保護法案に反対する声が日増しに高まっていることの現れです。マスコミはヘリを4機飛ばし、上空からも取材をしました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2013/12/04

今夜と明日、参議院議員会館前に一人でも1時間でも多く集まれ!

【秘密保護法採決阻止!】今夜と明日、参議院議員会館前に一人でも1時間でも多く集まれ!【今の国会状況】

みなさん、お疲れ様です。

緊急ですが、本日の夜に本会議まで採決をする構えかもしれない、ということが伝わってきました。可能な方、今から国会前へ!

19時から理事懇、そこで明日の予定を決めるのが通常だが、今日何かするというのも可能性としてあり得るとのことです。

秘密保護法案の現局面ですが、結論的には、本日、そして明日8時から夜中になるかもしれない国会前(正確には、参議院裏、参議院議員会館前。永田町出てすぐ)に、1時間でも、一人でも多く結集を呼びかけましょう!

昨日からの動きですが、本日の埼玉での公聴会が、夕方の特別委員会で強行採決によって決定、わずか3分でした。これがずれ込むと延長国会確定というギリギリの状況だったとも言えます。これをうけて、野党は共産党以外は公聴会を欠席、それでも強行されています。

本日の特別委員会では、安倍首相自らが出席、福島瑞穂議員の追及の中で、議論は十分、という発言をし、強行採決の構えです。ほとんど安倍は答える内容もなく、安倍が答えろというヤジの中、森雅子議員にだいたい答えさせました。ちなみに、森雅子議員は、正式には11月27日に担当大臣に任命されており、衆院での答弁の時はそんな立場ですらなかったことも明らかとなりました。彼女も全く答えられない、というか説明できるような法律ではないのですが、彼女は最後の判子を押すのは自分ではないと発言しており、強行採決後に辞める捨て駒とし使われているようです。

気になる採決は、きょうの夜という説まで出てきています。公聴会が終わってから、国会へ帰り、予定を決めて行くとのこと。

与党としては、ドンドン自信を失ってきており、金曜日は予備としてあけておきたいようです。今日と明日で、委員会採決、本会議採決までやるという腹でいないと不安ということです。

どうやら、公明党女性部のつきあげによって、公明党がグラグラになってきており、与党のまとまりはかなり危機的のようです。民主党も追い詰められて、反対のビラをすって巻き始めたとのこと。今日の昼のヒューマンチェーンは5000くらいかと思いますが、平和フォーラムや全労連も集会をしていました。すべてが与党を追い詰めています。

今日、そして明日8時から、参議院議員会館前に集まりましょう。万単位の人が集まれば、絶対に阻止できます。集まればたくさんのアイデアが出てくるはずです。みんなでできることをやりましょう。

●防寒をしっかり。カイロなどもあるといいかもしれません。夜中までのアクションになるという腹で来て下さい。
●食べ物も少し持って行くのがいいと思います。
●余ったビラなど、持ってきてください。時間があれば、ガンガン外に打って出て、街頭で訴えましょう。

絶対に阻止するために、一人でも多くの方に声をかけてください☆歴史を動かそう。僕たちの手で。

すべての原発いますぐなくそう!全国会議サイトから転載

今行動を!怒りの決起を!

特定秘密保護法案はナチスドイツの
全権委任法と同じだ!

○12月4日(水)
「秘密保護法」廃案へ!12・4国会ヒューマンチェーン
・12時~13時30分
・参議院議員会館前~衆議院第二議員会館前~官邸前
ヒューマンチェーン一回目 13時
ヒューマンチェーン二回目 13時30分
・数百枚のスローガンボード、ヒューマンチェーンで国会を包囲
します。
・発言者、映画人、ジャーナリスト、ペンクラブ、弁護士
演劇人 ほか 12・2
・主催 「秘密保護法」廃案へ!実行委員会

○委員会採決時の緊急行動
・昼12時~13時 参議院議員会館前
・夜18時30分~19時30分 参議院議員会館前
・主催 「秘密保護法」廃案へ!実行委員会

○12・6日比谷野音大集会
・名称 「秘密保護法」廃案へ!12・6大集会
・とき 12月6日 18時30分~19時15分 (開場17時30分)
・会場 日比谷野外音楽堂
・主催 「秘密保護法」廃案へ!実行委員会
11・21日比谷野音集会を上回る大結集で秘密保護法反対の意思を
示しましょう。
「秘密保護法」廃案へ!12.6大集会

2013/12/03

石破発言弾劾!キャンドル抗議行動に1500人!!

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写真速報です。12月2日(月)夜、「秘密保護法」廃案へ!実行委員会の主催で国会前でキャンドル抗議行動が行われました。主催者発表で1500人(実際にはもっと多いと感じましたが…)が駆けつけて抗議の声をあげました。石破発言に対する怒りが激しく渦巻いていました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2013/12/02

「秘密保護法」廃案へ!12.6大集会

秘密保護法案廃案へ!

・名称 「秘密保護法」廃案へ!12・6大集会
・とき 12月6日 18時30分~19時15分 (開場17時30分)
・会場 日比谷野外音楽堂
・主催 「秘密保護法」廃案へ!実行委員会

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36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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