2011/12/03

鈴木コンクリート工業分会への組合つぶし許さない!

12・22集会ビラ


鈴木コンクリート工業分会への
組合つぶし許さない!

解雇撤回! 非正規職撤廃!
12.22総決起集会へ!

「俺たちはドレイじゃない!」

すべての働く仲間のみなさん!
東京・板橋の舟渡にある生コンクリート会社で、組合つぶしの不当解雇が行われています。
鈴木コンクリート工業で、2年半前に労働組合ができました。無権利だった3カ月雇用のミキサー運転手が、ワンマン経営に反旗を翻し、当たり前の休暇や賃金を要求し、違法な過積載を拒否して、くりかえされる不当労働行為にも対抗して団結を守ってきました。
今年の夏、2年前に組合破壊のために解雇された田口組合員が無念にも他界しました。組合はあくまで解雇撤回・謝罪と一方的に強行された賃下げの撤回を求めて、9月27日ストライキに立ちあがりました。すると会社は、憲法も労組法も無視して、組合員に出勤停止や解雇を乱発してきました。
今社会は恐慌と3・11という資本と国家の犯罪のツケを全部労働者に押しつけようとすることに、反原発・反失業、非正規職撤廃をかかげて団結した闘いが真っ向ぶつかっています。
労働組合をよみがえらせ、新たに作って大きく反撃する時です。年末押し詰まる中ですが、集会への職場・地域からの結集をお願いします!

緊急集会(11.19)135名結集し戦闘宣言!!

11・6全国労働者集会から11・12~14韓国・民主労総労働者大会が歴史的にぶちぬかれているさなか、職場をめぐって火を噴いている。11月19日、東京西部ユニオン・鈴コン分会闘争緊急集会を行った。朝からの風雨の中、会場のイスが足りなくなる135名が結集した。集会は悲壮感などなく、怒りと勝利の確信に満ちて明るく闘う鈴コン分会に参加者が突き動かされる感動的集会となった。会場カンパが10万円を超えた。労働者は熱い。鈴コン分会パワーは、どこまでも団結を拡大してやまない。
西部ユニオン執行部からの経過と闘争宣言、合同・一般労組全国協、郵政非正規ユニオン、弁護団、さらに西部ユニオンの各分会や、東京各地のユニオンや交流センター、諸運動団体から、多く参加のもと、ともにたたかう発言どれもが強い団結を表明した。全体を1つにしたのは、鈴木コンクリート工業分会からの闘争宣言だ。
2年半の闘争は一気に大攻防となった。8月に2年前の解雇当該である田口さんが急逝し、怒りと悔しさを乗り越えて団結固めた分会に対して、会社は9月、組合に一言の話もなく、「SJK(鈴木コンクリート工業従業員の会)」を名乗る第二組合を使って、突然、精勤皆勤手当の廃止通告をしてきた。分会は「(亡くなった)田口さんの解雇撤回(名誉回復)・謝罪、一方的手当廃止撤回と釈明」を要求し、手当については組合員以外の労働者からも意義申立の署名を集めて突きつけた。会社は応えようとしない。ついに9・27ストライキに立ち上がった。この闘いを通して7月に入社したばかりの労働者が組合に加入した。10月半ば、会社は真っ青になり、スト懲戒処分と一体に、新入組合員を「資質に疑義」「度重なる仕事上のクレーム」という口実で解雇してきた。許し難い。分会は、「不当な解雇と処分を撤回しろ」と当然の反撃をした。すると11・6前後の11/4に内尾分会長(11・6で決意表明)、11/7に鈴木分会会計、11/14に吉本分会書記長(ユニオン委員長)を解雇予告をしてきた。「懲戒解雇にあたるが長年の功労あるから雇い止め」だという。スト時や懲戒処分への反撃した社前街宣での言動が「会社の名誉を毀損した」と言う。組合の存在と闘いそのものを解雇の対象にしてきたのだ。絶対許さないし負けられない。
鈴コン分会は負けていない。青ざめているのは会社の方だ。会社は今でも、違法な過積載を非組合員に強制し、昼休みも働かせている。(同意を得ていると言う!ふざけるな!)あたりまえの要求と闘いをしてきた鈴コン分会は、絶対団結して闘う腹を固めている。解雇は死刑宣告だが、分会は何度でも生き返って、明るく、したたかに、職場に残る組合員や労働者と団結して、信じて闘い続けている。絶対勝てる! 国鉄闘争を先頭で闘う動労千葉・動労水戸の闘いと西部ユニオン・鈴コン分会、郵政非正規ユニオンの闘いは2つにして1つだ。12・22にさらなる大結集を訴えます!

11.24、団体交渉で会社の居直りを徹底的に追及!!
12.22集会へ大結集を! 共に闘おう!

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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