2014/09/07

10・8控訴審-10・12全国集会に結集を!

http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/documents/141012syoseijo.pdf


招請状

三里塚芝山連合空港反対同盟

 全国の闘う仲間のみなさん! 三里塚芝山連合反対同盟は、来たる10月12日、「市東さんの農地を守ろう! 第3滑走路計画粉砕! 10・12全国総決起集会」を三里塚現地で開催します。みなさんの結集を熱烈に訴えます。
 市東さんの農地裁判は10月8日、東京高裁での控訴審第3回弁論を闘います。年明けからの3万人署名運動を、空港周辺住民への決起の呼びかけとして展開し、千葉、東京での街宣行動を闘いぬいてきました。みなさんの協力で集めた13154筆の怒りの声と弁護団の奮闘が、東京高裁・貝阿彌(かいあみ)裁判長を圧倒し、裁判長交代に追い込みました。したがって今回の弁論闘争は、交代した小林昭彦裁判長にたいする更新意見陳述となります。市東孝雄さんの渾身の意見陳述で、空港会社のでたらめな農地取り上げ攻撃と農地死守の正当性を明らかにします。
 国土交通省は8月5日、首都圏空港の機能強化策として「2020年までに成田空港の4万回増便」を発表しました。これは東京オリンピック開催を口実に、2本の滑走路の同時離着陸の強行と、夜間飛行制限の撤廃を強行するものです。運航の安全性や騒音下住民の生活などを無視した、48年前の空港の一方的決定と同じ暴挙です。さらに、B滑走路の1000メートル延長、第3滑走路の増設計画までも発表しました。絶対に許せません。しかし、私たち反対同盟と全国の支援のみなさんの闘いの陣形があ る限り、必ず阻止できます。10・12全国集会は、こうした安倍政権による「新成長戦略」の下での空港拡張計画と真っ向から対決し、周辺住民とともに粉砕する集会です。
 安倍政権は集団的自衛権行使の「7・1閣議決定」をもって、命をないがしろにし、戦争と改憲を推し進める極悪の政策を行っています。原発事故で福島の人々から故郷を奪い、農民から農地を奪い、生活を破壊し、子どもたちの命まで犠牲にしています。沖縄の辺野古では、美しく豊かな海を米軍基地建設のために奪おうとしています。新自由主義の下、資本の利益のために、労働者は過酷な労働を強いられ、日々生きていけない状況に追いやられています。しかし、動労千葉を先頭とした労働者の闘いの前進、そして労働者と連帯した三里塚をはじめとする農民の闘い、学生、市民の闘いが、うねりとなって職場、学園、街頭を圧倒するならば、人々の未来を切り開くことはまったく可能です。99%の圧倒的多数の人々が1%の金持ちに支配された社会を、今こそ変える時が来ていると考えます。
 三里塚闘争は48年間=約半世紀、空港建設を阻んできました。農地を守る闘いが、国を追いつめ、資本を追いつめ、アジア侵略・戦争を根底で阻んでいます。韓国やアメリカなど世界の人々との連帯も深まっています。「農地は命」と闘う市東さんを先頭にTPPを阻み、命を育む農業を守りましょう。関西をはじめとする住民運動と連帯しさらにすそ野を広げよう。国策と闘うすべての人々と繋がり、三里塚に結集しよう。10・8東京高裁から10・12三里塚全国集会へ、ともに闘いましょう。

2014年9月3日


市東さんの農地を守ろう! 第3滑走路計画粉砕!
10・12全国総決起集会

【日時】
10月12日(日)正午
【会場】成田市東峰 反対同盟員所有畑
【主催】三里塚芝山連合空港反対同盟

招請状へのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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