2013/07/11

ダイエー八王子店は業務崩壊の責任を取れ!

ダイエー街宣ビラ20130711

 

ダイエー八王子店は業務崩壊の責任を取れ!
ダイエー八王子店は、ナイトスタッフの
就労時間を元に戻せ!

ダイエー八王子店をご利用のみなさん。ご通行中のみなさん。そしてダイエー八王子店で働く労働者のみなさん。 私たちは合同労働組合八王子・ダイエー分会です。
ダイエー八王子店の食品売り場で夜間働くパートタイマーである私たちナイトスタッフが本年4月1日以降、一方的に労働時間を1/3以上も削減する労働条件の不利益変更をだまし討ちで強行され、「これでは生きていけない」と怒り団結し、生きるために合同労働組合八王子に加入しました。

労働条件の切り下げがもたらした要員不足

ダイエー八王子店は本年4月1日から夜間の営業時間を変更し、午前7時開店ー午前1時閉店として24時間営業を行わなくなりました。しかし閉店後と開店前の店内では、ナイトスタッフが業務整理や品出しなどの開店準備を行っています。こうした業務実態を無視したダイエー八王子店は、深夜時間帯の就業時刻を午前4時まで(当初は午前2時までにする案がありましたが、帰宅する交通機関が確保できない=電車やバスが動いていないため、午前4時までとしています。その4時終業でさえ約1時間近く待機しないと帰宅するための交通手段が無いにもかかわらず、会社側は強行しているというのが現状です)、早朝時間帯の就業時刻を午前6時からと変更し、一日の就業時間を減らしてきました。これは明らかな賃下げであり、ナイトスタッフとして働く労働者の労働条件不利益変更です。わたしたち合同労働組合八王子は「大幅賃下げを許すな」と怒りを結集し、当該組合員を先頭に「労働条件を元に戻すように」会社側と粘り強く団体交渉を積み重ねてきました。
しかし会社側は『始めに「コストダウン」の数値目標ありき』というかたくなな対応に終始して組合の要求に誠実に対応しなかったため、労働条件の悪化に生活を脅かされたナイトスタッフが離職せざるを得なくなり、ついに要員不足を生じてしまいました。
具体的には閉店時間中の品出しが十分に行えず、午前7時開店時の商品陳列が十分に行えていない状態となる、さらにはレジ要員までが不足し、お客様にまでご迷惑をかける事態となっています。このような営業業務の崩壊は、会社側の労働条件の大幅切り下げによってもたらされたものであり、明らかに現場を無視したダイエー八王子店の経営責任=失態です。

繰り返されるその場しのぎの対応

これまでの団体交渉で組合側から業務の崩壊を心配して問題点を追求すると、その都度「何とかします」と繰り返してきました。しかし結局事態は悪化するばかりで、その場しのぎの対応に終始するという不誠実なものでした。深夜勤務や早朝勤務を行うナイトスタッフの就労条件は厳しく、要員不足を生じてからあわてて募集をかけても十分な要員を確保できないという体たらくぶりです。
結局、①業績の不振 → ②労働条件の大幅切り下げによるコストダウン → ③労働者の離職 → ④要員不足によるサービス低下、という負のスパイラルに陥っており、そもそも業績不振を賃下げ=合理化という労働者へのしわ寄せで乗り切ろうという経営姿勢が問題なのです。お客様と労働者を大切にすることなしに労働者への賃下げを強行し、責任逃れを繰り返す会社側の対応にこそ根本原因があるのです。また要員不足についてはそもそも24時間営業を行っていた一年前の人員は、現在の2倍の人員であり、この一年間すでに極限的な人減らし=合理化が行われていたのです。
ダイエー八王子店は直ちにナイトスタッフの就労時間を元に戻し、さらに人員増加を実現するべきです。

みなさんのご支援を心からお願いします

事の発端である大幅賃下げは私たちにとってまさに死活問題であり、「生きさせろ!」という生きるが為のたたかいなのです。労働者のみなさん! 団結し共にたたかいましょう。さらに市民のみなさんのご支援を、心からお願いします。

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36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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