2013/03/01

全国協通信第3号を発行しました!

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2・17国鉄集会を突破口に、3月決戦に総決起しよう!
全国協1000名建設へ、前半戦を全力で闘おう!

2・17国鉄集会は、650名の結集で大成功でした。動労千葉を先頭とする国鉄決戦が「10・1外注化」をうち破り、第2ラウンドに突入しているわけですが、その意気揚々たる決起はまさに感動ものでした。そして、われらが鈴コン分会が登場しますが、ここには新たに結成された組合が続き、その雰囲気は任侠道映画の舞台挨拶さながらで、それこそ拍手喝采!鳴りやまぬ歓声!会場が壇上に釘付け!という感じなのです。
わたし達は、間違いなく新たな労働運動のただ中にいます。階級的労働運動による戦後労働運動の壁の突破という胸躍る過程が、荒々しい労働者の決起とともに目の前に始まっていて、後には陸続とした日本労働者階級の足音が聞こえてくる。
次は、6・9国鉄全国運動集会です。この5倍10倍を目指して決起しましょう。そして、この中心を青年労働者が担うべく、青年労働者と手をたずさえて進んでいきましょう!

安倍「成長戦略」の核心と国鉄決戦の意義

日経新聞(2月15日)の「解雇条件見直し検討(規制改革会議)」は、今日の資本の狙いをあからさまに示しています。それは、資本が解雇に課せられた「規制」をとりはらって、解雇自由の状態にするということです。
文面では、産業界は解雇規制の見直しを求めている。裁判で解雇が不当だとされた場合に「金銭で解決する」仕組みをつくる。また、10割非正規職化へ、しかも何年でも非正規で雇い続けられる道を開く。果ては、仕事のあっせん時の手数料を企業ではなく求職者側から徴収する(ハローワーク等だ)。
「解雇」を金を払って自由にやる!9~10割を非正規職に落とし込める!挙句の果てには、再就職は自分の金で何とかしろ!というのだ。
これが、安倍「成長戦略」の核心だ。ただ、日帝の国際的争闘戦での敗北を背景にしたものであり、その内実は、労働者階級の巨大な反乱=革命への恐怖の現れでしかない。だからこそ、「10・1外注化決戦」の勝利とその地平が重要であり、第2ラウンドをめぐる攻防こそが、一切の帰趨を決めるものとしてある。

団結権=生存権を守れ!解雇撤回!を掲げ、全国協1000名建設に決起しよう!

非正規職撤廃をめぐる決戦は、近づいている。今春には、大量解雇情勢を迎え、団結権をめる激しい攻防となる。団結権イコール生存権をかけた、まさに生きる!という死活的課題をかけての絶対的決戦に突入するのです。
10・1外注化・偽装請負にしても、これをいくら強行し、その破綻を塗り隠そうとも、法律的手立てを尽くそうとも、結局の勝負は労働者の団結をめぐる攻防となります。
国鉄決戦の国鉄改革法からして、その狙いは、団結の破壊=国労つぶしだったのです。国労は解体され、動労千葉は生き残り、1047名闘争は国鉄全国運動として、戦後労働運動の壁を突破しようとしている。核心は、労働者の団結を軸に闘いぬいてきたからにほかならない。
ショーワの中労委反動命令はどうか。派遣法をもって派遣先にはその使用責任はないとして団交を拒否する。これは、非正規労働者に対しその死を宣告するに等しい。では、実態はどうなのか!労働者が偽装請負をもって直接は派遣先=ショーワによって働かされている。そして、ここでの非正規労働者の生き死は派遣先との交渉=団交にかかっている。労働者は闘うことによって団結を得る。そして、団結することによって、その生存権を獲得する。今日、資本は「派遣先(ショーワ)に使用責任はない」として、非正規労働者の命をさえ奪い去ろうとしている。資本が生き延びるためなら、労働者は死ねと宣告しているのだ!
ジェコーの高橋美和さんの現実はどうだ!夜勤7年間。体を壊した彼女への資本の回答は、解雇だった。高橋さんは、世の女性が自分みたいになってはならないとして立ち上がった。ここに貫かれている闘いの根源的エネルギーは何か。これこそ、団結権=生存権を根底にすえた、非正規労働者の資本との対決の極限的姿なのです。団結権=生存権をかけた根底からの決起は、必ずや非正規労働者の心をとらえることになる。ショーワ・ジェコー職場からの決起を実現し、行田団地を中心とする地域全体をまきこむ総決起を可能とすることになる。
各ユニオンにおいて、職場闘争を軸に労働相談・街宣活動・組合回り・・が展開され、地区と一体となっての集会や学習会が組まれている。前半決戦といった場合、その基軸は3月決戦です。動労千葉の3月ストライキを中心とした3月大決戦に全国協こそが総決起して闘いましょう。

全国協通信へのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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