2013/03/03

郵政非正規ユニオンNEWS21号

郵政非正規ユニオンNEWS21号

 

郵政非正規ユニオンは仲間への攻撃を許さない!
晴海局、目黒局は仲間への不当な雇い止めを撤回せよ!

労災休職中の期間雇用社員を解雇する悪徳会社

郵便局ではたらく皆さん。日々の激闘のなか、ご苦労様です。
郵政当局の悪質な雇い止めと徹底抗戦する必要性を訴えたい!3月末の雇い止めの予告がこの2月の後半からとんでもない手口で実行されています。
今回の雇い止め攻撃受けている一人は、晴海局の「郵政非正規ユニオン」の組合員です。昨年9月の雇い止めを事実上撤回させ、闘っている女性の仲間です。
通勤中の事故による労働災害によって、勤務が困難になりながらも必死に医師の診断に従って、リハビリを行って職場復帰に全力をつくしている仲間への悪質な雇い止めを許すことは出来ません!
晴海局で行なわれていることは何か。悪質な管理職による度重なる自宅への電話での退職強要。通院先の医師に電話で病状を聞くなどという悪辣さ、そして「怪我で仕事が出来ない人がいると新しい人を雇えないから解雇する」と一方的に解雇宣言を告げる!
目黒局では、試用期間中の期間雇用社員に、昼間の休息時間も与えず朝7時15分出勤から夜の8時まで働かせるなど違法な労働を強要し、疑問に思った間雇用社員が、郵政非正規ユニオンに相談したら、直ちに雇い止め・解雇という不当労働行為を行なっています。私たちは労働によって糧を得ているものは皆等しく賃労働をしないと生活は出来ない。だが健康な若い青年ですら生活苦に自殺をしてしまうほどに社会は荒んでいます。雇い止めとは生活を絶つ、人生や生きる意味を奪うということです。
今回の晴海局や目黒局の仲間への雇い止めは、使い捨ての労働と「労働災害による療養」という、労災によって怪我をしたものを動けない状態のままで路頭に迷わせというもの。
これ以上の悪辣さがあるものだろうか!
怒りの声を上げて闘おう。

JP労組の交渉は立ち話が基本・・
スキルダウンや労働問題の解決は「郵政非正規ユニオン」しかない!

この間の「郵政非正規ユニオン」の闘争ではっきりしたことは、郵政当局は雇い止めや退職強要には手段を選ばず、社会倫理では考えられない人権侵害や企業犯罪を当たり前に行うということです。
「交通災害」によって、あるいは勤務中の「労働災害」によって負傷した労働者は保護の対象ではなくただの「動かない荷物である」とされることです。
人はコスト、物と同等である、ゆえに無用の長物や高いコストは捨てるのが常識、郵政当局の考えはこうです。
彼らは「上に言われたから」「いわれてみれば倫理に反していたかも?」「スキルダウンや雇い止めは法律の枠内で行っている」冗談ではない! この子供でもいわなような非正規労働者を見下した物言いをいつまでも許すわけにはいきません。
私たち「郵政非正規ユニオン」の行動方針は第一に「一人の仲間への攻撃も許さない!」「個人に対する攻撃は組織破壊として全体で闘う!」ということです。
前回の東京都労働委員会の中で郵政当局は「JP労組とは団体交渉したことがないし、申し入れ自体がない。立ち話で解決してきた」というとんでもないセリフをいってのけました。労働者の為に闘う組合なのか、御用組合「JP労組」なのかは、これを聞けばもはや語るまでもないでしょう。
私たちの生命線である雇用や大幅なスキルダウンなどは立ち話程度にしか考えないJP幹部。その対極に私たち「郵政非正規ユニオン」は存在します。郵政非正規ユニオンへ結集しよう!

ニュースへのリンク

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

福島診療所建設委員会

36万人の福島の子どもたちの命と健康を守るため、
全国の力でみんなの拠り所となる診療所を建設しよう

 子どもたちを放射能から守るたたかいに心を寄せるみなさんに、福島の地に命の拠り所となる診療所を建設する運動へのご支援、ご協力を心から訴えます。
 福島第1原発事故は、広島型原爆168発分もの1万5000テラベクレルのセシウム137がまき散らされるなど、チェルノブイリ原発事故をはるかに越える深刻な事態となっています。
 警戒区域、計画的避難区域などから避難している12万人、自主避難の6万人が家や生活の糧を奪われ、県内の36万人の子どもたちが生活し、遊び、学んでいる地域の75%が、放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト)を越える放射能汚染地域となっています。すでに原発周辺から避難した子どもたちの尿からセシウム134、137が検出されるなど、子どもたちの放射線被ばく、とりわけ内部被ばくは重大な問題です。一刻も早く、すべての子どもたちを放射能汚染地域から避難させる必要があります。
 しかし、政府が避難の権利とその補償を拒む中で、子どもたちの被ばくを心配しながらも、経済上のことなどで福島での生活を続けざるをえないのも労働者の現実です。山下俊一福島医大副学長などの「年間100㍉シーベルトまでは安全」、「内部被ばくは心配ない」などという言葉を、だれも信じてはいません。
 だからこそ福島の母親たちは、文科省に押しかけ、経産省前に座り込み、子どもたちの命と未来を守るためにたたかっています。それは9月19日の明治公園の6万人の反原発の行動となり、全国、全世界へと広がっています。すべての原発をただちに止め、福島の子どもたちの命を守る行動をともに起こしていきましょう。

 今、福島で切実に求められているのは、心と健康の拠り所となる診療所建設です。
 福島の子どもたちは放射能汚染による被ばくに日々さらされ、心身ともに息苦しい状況を半年以上も強いられています。お母さんたちの心配も、除染で取り除かれるわけではありませんし、子どもたちをモルモットのように扱う医療機関などとても信頼することはできません。今このときに、「ひょっとしたら放射能の影響では?」と不安になったとき、すぐに相談できる診療所が身近にあればどれほど心強いことでしょう。
 チェルノブイリの子どもたちには、甲状腺肥大とホルモン異常、貧血、頭痛、心肺機能の低下、免疫低下、加齢化の加速的進行、そしてガンの発症など、放射能被ばくによる様々な疾病が報告されています。

 これまでの近代医学の概念を越えた幅広い総合的な取り組みが必要となります。
 予防医学の原則に立ち、人間本来の自然治癒力を促す代替医療をも視野に入れた総合医療と、防護を念頭においた食卓、暮らしの見直しなど、いわば「生活革命」をも提案できる開かれた場が不可欠でしょう。
 診療所建設は決して簡単なことではありませんが、全国のみなさんの力をひとつにできれば絶対に実現できます。

 実際に、広島、長崎の被爆者は、医療も生活も切り捨てられるなかで「人間をかえせ」の声をあげ、たたかうことで自らの命を守り、医療を取り戻してきました。
 広島市の高陽第一診療所がその一つです。1970年、広島で二十歳前後の青年が相次いで白血病を発症しました。彼らは被爆者の父母をもつ被爆二世でした。強い衝撃を受けた被爆二世の青年たちは、自らの力で拠り所となる医療施設をつくろう、と運動を開始し、1972年にプレハブ建ての高陽第一診療所が建設されます。
 この運動をともに支えた被団協の故小西ノブ子さんは、高陽第一診療所を「被爆者の心の窓」と語られています。同じく協力された大江健三郎さんは、「そこには、あきらかな、実践的なるものと、教育的なるものとの、『生命、生き抜くこと』をめざしての融合がみられた。」と、当時の新聞に著しています。それから40年、高陽第一診療所は多くの人々の生き抜くことの拠り所となってきました。
 まさに生き抜くために、このような診療所が今の福島には必要です。全国の医師、医療関係者をはじめ、全国の力を合わせて必ず実現しましょう。
 未来をつくる子どもたちが、被ばくを心配して生きなければならないことなど、絶対にあってはなりません。安心して集い、何でも相談できる診療所をつくることは、みんなの団結で命を守り、医療を取り戻すたたかいであり、すべての原発をただちに停止、廃炉にし、原発も核もない社会をつくる運動そのものです。

 福島の子どもたちの命と心の拠り所となる診療所建設のために、基金運動へのご協力はじめ、多大なご支援などをいただきますよう重ねて心から訴えます。

2011年12月1日

わたしたちが呼びかけます
●福島から
 清野 和彦(元福島県教職員組合委員長)
 佐藤 幸子(NPO法人理事長)
 椎名千恵子(未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動)
 橋本 光一(国労郡山工場支部書記長)
 市川 潤子(ふくしま合同労組委員長)
 鈴木光一郎(酪農家、ネットワーク「ゆい」福島)
 佐々木信夫(桜の聖母短期大学名誉教授)
 渡辺  馨(福島県労働組合交流センター代表)
●全国の医師から
 吉田 良順(広島高陽第一診療所所長)
 杉井 吉彦(本町クリニック院長)
 松江 寛人(がん総合相談センター所長)
 吉本 哲郎(熊手町クリニック院長)
 末光 道正(八尾北医療センター院長、八尾市議会議員)
 布施 幸彦(館林厚生病院医師)

URL: http://www.clinic-fukushima.jp/

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